災害VC運営円滑に 奥州金ケ崎広域社協連絡協など 適切支援へ訓練【岩手】
奥州金ケ崎広域社協連絡協議会と県社会福祉協議会が主催する災害ボランティアセンター(VC)設置・運営研修訓練は30日、奥州市水沢南町の市総合福祉センターで行われた。県南地方の関係機関・団体が台風の接近に伴う大雨で河川の氾濫や土砂崩れによる被害が相次いだという想定の下、それぞれの役割を確認し、相互連携による適切な支援体制づくりを図った。 奥州、金ケ崎両市町の社協をはじめ、ボランティア連絡協議会、民生児童委員協議会のほか、市防災士会「絆」、市消防団、奥州署、県社協、一関、北上、大船渡、平泉各市町の社協などから担当者約50人が参加。 河川流域での浸水や、土砂崩れによる道路や家屋などへの被害が甚大な状況にあり、災害救助法が適用されたという想定に基づき、災害発生から災害VC設置までをロールプレーイング方式で訓練したほか、VCの運営についてボランティア受け付けから派遣、機材の引き渡し、現場活動、報告まで時系列で確かめた。