東京メトロを超えた新規上場銘柄・JX金属が話題!今さら聞けない「IPO株投資」の基本的な流れ
「IPO株投資」では初値売りで儲かるかも?
上場前に、当選して売出価格でIPO株を買い、上場後にすぐ売る「初値売り」という手法がありますが、この「初値売り」では簡単に利益を出しやすいため、個人投資家に「IPO株投資」が人気で、高確率で儲かると言われています。 2023年の実績を調べると、96社が新規上場をして、公開価格が初値よりも安かったのは67社でした。うち、26社は初値が公開価格を割った(初値が公開価格よりも安かった)こともわかっているため、人気のない銘柄になると儲からなく必ずしも絶対に儲かるとは言い切れないですが、上がった銘柄の方が多いわけで、初心者でも儲けやすい投資法だとわかることでしょう。 10月23日に上場する「東京メトロ」の場合は公開価格が1,200円で、初値は執筆時点(10月19日時点)では不明ですが、予想では1,500~1,600円とも言われています。もし、初値予想が当たり1,500円になるならば、公開価格1,200円で100株を買い、初値1,500円で売っただけでも3万円のプラスです(手数料は除く)。
デメリットもある、IPOは当たらない?
ただし、ここに問題があり、IPO株投資は、知っている人からするとブックビルディングに参加して抽選応募に申し込んでもハズレが続き「宝くじに当たるようなもの」とあきらめている人も多いです。たしかに、ネット証券ではなかなか当たらないこと、また、ウワサでは対面の証券会社では口座の残高が多い富裕層だとIPOが当たりやすいということも言われています。 しかし、楽天証券やマネックス証券では100%完全平等抽選でもあり、「IPO株投資」で当たりやすくする裏ワザもあるようです。 「IPO株投資」で当たりやすくするコツとは、複数の証券会社から申し込む、また、家族に証券口座を開設して申し込んでもらうことです。たとえば、1つの証券会社から申し込むと抽選には1回しか参加できませんが、2つの証券会社から申し込めば2回の抽選。また、家族分の複数口座があれば、家族人数分の複数の抽選ができます。マネックス証券、SBI証券、松井証券では、未成年でも口座開設できて「IPO株投資」ができるため、家族分の未成年口座を開いて申し込むことも考えてみましょう。 文/谷口久美子
@DIME編集部