「海に眠るダイヤモンド」いづみの孫役・豆原一成、JO1メンバーからの言葉明かす
星也の“気だるさ”をリアルに表現、大学生像をイメージしながらの役作り
――台本を読んだ時の感想をお聞かせください。 「端島と現代のパートが入り乱れながら展開するストーリーで、台本を読む前は、その切り替わりをどうやって表現していくのかなと思っていたんですけど、読み進めるうちにいろいろな伏線がつながっていくのが面白くて一気に読んでしまいました」 ――第5話では、いづみの正体も明らかになりましたが、その展開を知った時の反応は? 「いづみの孫の星也からしたら、『そんなの当たり前でしょ』という感じだと思うんですけど…物語の前半でいづみが誰なのかについて盛り上げてきた中で、何げないシーンで朝子(杉咲花)だと明かされて。『そんな軽く言うんだ!』と、僕としてはすごくびっくりしました!」 ――あらためて、星也はどんな人物でしょうか? 「星也は法学部を目指す浪人生で、普段からどこか疲れていて、部屋の中に引きこもりがちです。お金持ちの息子で、父親に当たりが強い一面もあって、お芝居ではずっとスマホをいじっていたり、ヘッドホンしていたりと、気だるさを意識しています。年齢的にも近い設定なので、自分が大学生だったら…とイメージを膨らませています」 ――ご自身と似ているところは? 「それが全く似ていなくて(笑)。なので、撮影初日に現場へ行った時は難しかったです。塚原監督には、『浪人生としての引け目を感じているからこそ、カオスな状況の池ケ谷家を一歩引いてちょっと見下していて、自分よりも大変そうな人たちを面白がっているところがある』と教えてもらいました。さらに、『セリフだけでなく、ちょっとしたしぐさで星也らしさを見せてほしい』というリクエストもあり、自分の中の新しい引き出しを開けていただきました」 ――塚原監督や新井プロデューサーからのリクエストなどはありましたか? 「第1話の八宝菜を食べるシーンの撮影で、塚原監督から『口がパンパンになるぐらい食べながらお芝居してほしい』と言われたんです。カメラリハーサルから一生懸命やっていたら、その後に『めっちゃ良かった!』と言ってもらえて、その日が撮影初日だったので、すごくホッとして緊張がほぐれました。新井さんは、後半のとあるシーンの撮影で『ファンの方が喜ぶポイントを作りたい』と直接言いに来てくださって。しぐさやジェスチャーを指示してもらったのですが、今までにない動きだったので戸惑いました。上手にできたか分からないのですが、新井さんが笑っていたからきっと大丈夫だろうなと思っています!(笑)」