「もう少し収入に余裕ができてから…」と、今すぐの結婚をためらう彼。年収いくらくらいあれば結婚できるの?
結婚を考えているものの、パートナーが収入に余裕ができるまでなかなか結婚に踏み出せないケースがあります。もし結婚を考えるなら、2人分の生活費や結婚式費用を2人で工面できるかを考えておきましょう。 また、お金の工面には時間がかかる可能性があるため、早い段階から少しずつパートナーと話し合うことも大切です。今回は、結婚生活で必要な年収や、結婚式で必要な費用などについてご紹介します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
結婚できると思う年収はいくら?
当人同士がどれくらいの収入を望んでいるのかを知ることは、結婚を判断する年収の目安になるでしょう。 SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が行った「20代の金銭感覚についての意識調査2024」によると、結婚をしたいと思える年収で最も多い割合は「年収500万円あれば」で16.1%でした。次に多い割合は「年収600万円あれば」で10.9%です。なお、年収に関係なく結婚したい、したくないといった意見は除いています。
夫婦2人以上の世帯では実際にどのくらいの支出がある?
結婚を考えるうえでは、理想の年収だけでなく実際に必要な支出も知っておくことも大切であるといえるでしょう。結婚生活で必要な費用は、夫婦が望む生活レベルや条件によって異なります。今回は、二人以上の世帯の平均支出から、おおよその生活費を確認してみましょう。 総務省統計局が公表している「家計調査報告〔家計収支編〕2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、二人以上の世帯かつ勤労者世帯の平均支出は月額43万2269円です。年間にすると518万7228円となり、2人で生活するには年間500万円以上の生活費がかかる可能性があります。 一人で2人分の生活費を賄う場合、税金などの兼ね合いで一概にはいえませんが、年収に換算すると600~650万円程度は必要となるかもしれません。ただし、住んでいる地域や収入状況によっては支出をおさえられるケースもあるため、想定される必要年収よりも少なくても生活できる場合もあるでしょう。