代表選出のカギは“メジャー戦績”? 開催まで約2カ月に迫った「パリオリンピック2024」男子・女子ともに熾烈な代表争いに注目!
「韓国は出場人数を増やすことも目標でしょうね」(レックス倉本)
今年は例年になく熾烈な争い。若手も出てきているし、今回3回目ということもありオリンピック自体がより浸透し始めて皆興味を持ち始めたというのもあります。名誉なものととらえて、オリンピアンになりたいと公言する選手が増えていますよね。 日本女子は、笹生さんがほぼ当確で、その次は畑岡さん、古江さんと続きます。全米女子オープン優勝というのはもちろん、大きいのですが、笹生さんは分母が少ないのもジャンプアップの理由です。大きい試合も強いですしね。 アメリカは、前回金メダリストで今絶好調のコルダは決まりで、4人出るでしょうね。リリア・ヴは25歳の苦労人。今年は背中を痛めているのでそこは心配です。3番手のローズ・ジャンは期待の新星。ツアーに本格参戦1年目だから分母が26なんです。メーガン・カンは中堅どころでステディなゲームをする。コンスタントに成績はいいだろうし、次のアリソン・リーは昨年大復活したので勢いはあるし、人気もあるので、まだまだわかりません。母国開催のフランスのセリーヌ・ブティエは、ショットも正確性がすごくあって、飛ぶようにもなったしショートゲームが上手い。開催コースを得意にしています。コースはインランドリンクスタイプで、地面は硬く、池も絡んでくる難しくセッティングできます。風も吹いてきたらより難しくなると思います。 最近増えている中国選手のイン・ルオニンとリン・シユ、オーストラリアのハンナ・グリーンとミンジー・リー、イギリスとの仲良しチャーリー・ハルとジョージア・ホールはほぼ決まりでしょう。争いが熾烈なのはタイ。アタヤ・ティティクルとパティ・タバタナキット、チャネッテ・ワナセンの若手と、次ぐ中堅のアリヤ・ジュタヌガーンの戦い。スウェーデンは1番手が負けん気の強いマヤ・スタークですが、飛ばし屋のリン・グラント、マデリン・サグストロムも1発ボンとくる可能性はある。 韓国はいま、コ・ジンヨンとキム・ヒョージュですが、エイミー・ヤンと申ジエが続きます。これまで4人出ていたので、ここから何人15位以内に入れるか、出場人数を増やす戦いでもある。韓国勢のメジャーの戦いぶりも見どころです。そういう意味では日本勢も頑張って3人、入ってほしいですね。 撮影/姉崎正、BlueSkyPhotos、有原裕晶 ※週刊ゴルフダイジェスト2024年6月11日号より抜粋し、一部加筆しています。 最新のオリンピックランキングは関連記事にある「IGF:最新オリンピックランキング(英字)」をチェック! 2024年6月5日現在のオリンピックランキング60位までは関連記事にある「代表選出のカギは“メジャー戦績”? 開催まで約2カ月に迫った「パリオリンピック2024」男子・女子ともに熾烈な代表争いに注目!」をチェック
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