ホワイトハウス「買収は安全保障にリスク」 日鉄・USスチール提訴
ホワイトハウスの広報担当者は6日、日本製鉄とUSスチールからバイデン大統領が提訴されたことを受け、毎日新聞の取材に「専門家による委員会(対米外国投資委員会、CFIUS)は、この買収が米国の国家安全保障にリスクを生じさせると判断した。バイデン大統領は、この国の安全保障、インフラ、サプライチェーン(供給網)の強靱(きょうじん)性を、決してためらうことなく守るだろう」とコメントした。 買収計画を巡っては、CFIUS内で安全保障上のリスクに関する見解が割れており、12月下旬にバイデン氏に判断が一任されていた。【ワシントン大久保渉】