松本潤、長澤まさみ、永山瑛太の豪華トライアングル完成 7月上演NODA・MAP「正三角関係」
人気グループ、嵐の松本潤(40)が7月から上演される「正三角関係」でNODA・MAPの公演に初参加し、13年ぶりに舞台に出演することが17日、分かった。女優、長澤まさみ(36)、俳優、永山瑛太(41)と舞台で初タッグ。「一所懸命食らいついて、できる限りの稽古を重ねて初日を迎えたい」と誓っている。 舞台初共演の豪華トライアングルが新たな化学反応を巻き起こす。 「正三角関係」は、劇作家で演出家、野田秀樹氏(68)が主宰するNODA・MAPの新作公演。19世紀ロシア文学を代表するドストエフスキーの傑作「カラマーゾフの兄弟」をモチーフに、日本の花火師の家族「唐松族の兄弟」として新たに描く。 松本は心が荒廃した花火師の長男、永山は神をも恐れぬ不敵な物理学者の次男、長澤は聖職者の三男と性格が真反対の女性という2役を熱演。長男と父親が一人の女を巡る三角関係を織り成し、父親殺しへと発展していくサスペンスだ。 松本は、2012年12月に亡くなった歌舞伎俳優、中村勘三郎さんと次男、中村七之助(40)を通じ、20代の頃から野田氏と交流。06年には野田作、蜷川幸雄さん演出の「白夜の女騎士」で主演した。 同年からワークショップにも参加しており、「これまでの自分を越えていけるよう試行錯誤していきながら、より野田さんの世界観のなかで描かれるキャラクターに近づけるように演じていく」と気合十分。野田氏の演出に刺激されて嵐のライブに取り入れるなど強く影響を受けてきた恩師とのタッグだけに「大きな挑戦になりますが、一所懸命食らいついて、できる限りの稽古を重ねて初日を迎えたい」と力が入っている。 一方、3年ぶり2度目の出演となる長澤はワークショップを振り返り、「みんなで考えながら、それぞれがその場にいる。置いてきぼりが一人もいない感じが野田さんの現場の良い所で、すごく楽しいです」とチームワークに自信。8年ぶり3度目の出演となる永山も、「己の貧弱さを見つめ直す時期にきた今、NODA・MAPの大冒険は私をまた別次元へと連れていってくれる絶好のチャンスだと確信しています。共演者も曲者揃い。演るしかない」と役者魂を燃やしている。 同作は英国でも上演予定。日本中、そして世界中を野田ワールドが席巻する。