秦野市の「市民の日」イベントに13万5千人来場
神奈川県秦野市内で活動する団体や企業などが地元の魅力を発信する「市民の日」が3日、カルチャーパーク(同市平沢)周辺で行われた。約13万5千人が来場し、交流や触れ合いを楽しんだ。今年で45回目で同運営委員会の主催。 会場では昨年を上回る約240店が地元産食材を使用した飲食物や趣味で制作した陶芸、アクセサリーなどを販売。隠れた「逸品」を探しに会場内を家族連れなどが行き交った。 市内の3ロータリークラブが合同でポリオ撲滅の募金活動を行い、300円以上の寄付者には自ら栽培したサツマイモの「紅はるか」をプレゼント。丸々と育った秋の味覚が来場者の目に留まり、次々と募金が寄せられた。関係者は「ポリオという病気がまだあることを知ってほしい」と呼びかけた。 また、フィンランド発祥のニュースポーツ「モルック」のクラブは、普及を目指して体験コーナーを設置。ボウリングやボッチャに似た競技に子どもたちが楽しそうにチャレンジしていた。担当者は「親子3代で楽しめる。木製の道具しかなく、森林が多く自然豊かな秦野で広まってほしい」とアピールしていた。
神奈川新聞社