衆院選落選の維新支部長125人中、再任は39人 再任辞退の前職も
日本維新の会は27日、衆院選の小選挙区で落選した候補125人のうち、39人を支部長に再任したと発表した。党勢が低迷する中、落選後に維新から離れるケースが複数あり、再任は全体の3割にとどまった。 藤田文武幹事長は会見で、再任について「活動量や地元との関係性、惜敗率を総合的に勘案して決定している」とする一方、落選者の中には支部長の再任を希望しなかった人もいると説明した。 今回、再任されなかった前職は7人。元熊本県副知事の小野泰輔前衆院議員(東京7区)は落選後、党に再任辞退を申し出た。党幹部によると、小野氏のような辞退や、党による支部の解散で再任されなかった人は34人に上るという。 維新は10月の衆院選で小選挙区に163人を擁立したが当選は23人で、比例復活を合わせても38人にとどまった。12月1日投開票の代表選では、党勢立て直しに向けた取り組みが争点となっている。(小林圭)
朝日新聞社