JACDS、紅麹問題で「健康食品売上が減少」
日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は12日、小林製薬の紅麹問題について報告、消費者から問い合わせが多く、健康食品の売上が減少していることに言及した。 会長の池野隆光氏は、「紅麹コレステヘルプ20日分」をはじめ、量販テスト販売の「ナイシヘルプ+コレステロール」および「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」の計3品について、早期回収に向けたさらなる協力要請があったことを報告。「会員企業の該当店舗は、87社1万7163店舗。すでに店頭では販売中止にしているが、厚労省へのデータ入力が追い付かない状況」と説明した。 同氏は、「小林製薬と情報共有しながら、厚労省からの指導を受け、該当商品の回収を急いでいる」ことを報告。「店頭では、紅麹が何に入っているのか、他に入っているものはあるのかなどの問い合わせが増えており、消費者が不安を感じている」とし、「健康食品の売上も下がっている」と述べた。