高速決着は得意なキタノエクスプレス(今年5月撮影、ユーザー提供：ちーこさん)

　金曜正午の時点では東京は芝が稍重、ダートが不良。土曜の朝から多少なりとも雨が降る予報なので、馬場状態やトラックバイアスの変化には注意したい。芝は稍重までなら高速決着が必至。ただ、直線の長い東京なので、速い上がりを使えれば中団あたりからでも届く。ダートは高速決着だとしても、脚質の有利不利はほぼない。東京実績がある馬の一変に注意したい。 【写真】前走CBC賞で重賞初挑戦キタノエクスプレスのこれまで 　同じく京都は芝が稍重、ダートが重。ただ、雨は降っても金曜夕方までに止むので、芝は良まで回復するかも。高速決着ではあるが、極端に内や前が有利になることはないだろう。ダートは湿り気が残るので高速決着。下級条件では前が止まらない。 　同じく新潟は芝ダートともに良。金曜夕方までに少し雨が降るようだが、それでも芝は良だろう。とはいえ、秋開催なので極端な高速決着にはならないし、ペース次第では外差しも決まる。ダートは道悪で時計が速く、逃げ先行有利と考えたい。 【注目馬】 東京10R・ジョージテソーロ…過去10戦は全て良馬場だが、父も母の父もエーピーインディ系で、いかにも道悪が得意そう。ハナor番手から抜け出し、アッシュルバニパルの追撃を抑え込みたい。 京都11R・キタノエクスプレス…ハイペース必至のメンバー構成なので、先団～中団で運べる組が有利。本馬は開幕週向きの持ち時計もあるので、差し切りを期待したい。 新潟11R・トーホウボルツ…新潟ダ1800巧者らしく、ここ目標に調整されてきた。ロスなく運べる内枠もプラスなので、2年1カ月ぶりの勝利に手が届いていい。