実際におこりうる事態にも対応 大槌学園で避難所運営体験【岩手・大槌町】
IAT岩手朝日テレビ
岩手県大槌町の大槌学園で災害時の避難所運営を体験する授業が行われました。実際に想定される事態にも対応します。 大槌学園では災害時に地域の一員として行動できる実践力を養おうと、2019年から避難所運営体験授業を毎年行っています。 授業には中学3年にあたる9年生生徒のほか避難者役を務める近隣住民などあわせて100人あまりが参加しました。 運営役の生徒たちは受付やテントの設営など5つの係に分かれます。受付の前には避難者役の人たちが列を成し、本番さながらの緊張感が漂います。 また誘導係の生徒は車いすを利用する高齢者や集団で避難してきた幼稚園の子どもたちなど様々な状況に応じて冷静に対応していました。 また避難所では急病人の対応など様々なアクシデントが想定されます。 生徒たちは事前学習で学んだ救護の方法を実践し避難者に寄り添う大切さを学んでいました。 大槌学園は2019年の台風被害で避難所になった際、生徒たちが訓練の経験を生かして率先して避難所の運営にあたったということです。