「対外秘」キャスト&監督が語るキャラクター映像と著名人コメント公開
「悪人伝」のイ・ウォンテ監督が、国家を揺るがす極秘文書をめぐり悪人たちが巻き起こす死闘を描き、韓国初登場No.1のヒットを記録した「対外秘」が、11月15日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開される。監督ならびにキャストのチョ・ジヌン(弱小政治家へウン役)、イ・ソンミン(闇の権力者スンテ役)、キム・ムヨル(最凶ヤクザのピルド役)がキャラクターを語る映像と、著名人のコメントが到着した。 「対外秘」キャラクター映像
〈コメント〉
■青木崇高(俳優) 韓国最高の俳優たちによる最高の演技。 野心、金、権力、張り詰めた緊張感。 観たものは“あの汗”を忘れることができないだろう。 ■泉房穂(弁護士/元衆議院議員/前明石市長/元NHKディレクター) 政治家も検察もマスコミも腐っている。この映画は、30年前の韓国を舞台としたフィクションだが、 今の日本を舞台としたドキュメンタリーのようだ。巨悪に立ち向かっていたはずが、悪魔に魂を売っていくストーリー。リアルだ。 ■井上咲楽(タレント) 推薦を外されて無所属で戦うことになり、ドブ板選挙で頑張る…! みたいな泥臭さ漂う話と思いきや、人あたりの良い主人公がどんどん悪に染まっていき、ついには人の命まで絡んでくるという、最後まで目を離せない映画だった。 日本では大型選挙がついこないだ終わった今、その興奮のまま見てほしい。 選挙好きにはたまらない! ■宇垣美里(フリーアナウンサー/俳優) 欲望を剥き出しにした悪どいおっさんたちの泥仕合。 物語は二転三転、騙し騙されの緊張感に漂う妙なリアリティがかえって恐ろしい。 正義なんてものは、この世にはもうないのかもしれませんね……。 ■大根仁(映像ディレクター) 友情・裏切り・謀略・工作・バイオレンス・エロス・・・ そして最後の最後まで全く予想がつかない展開。つまりは韓国映画の面白要素が全て詰まった大傑作!! ■小野賢章(声優) 日本でもよく目にする、政治と金というニュース。 非常に触れづらい話題ですがそこに切り込んだような、「もう後戻りできない。」を、まさに体現したような映画です。 観たら最後、これはどこにも『対外秘』です。 ■桑畑優香(ライター/翻訳家) 私的・韓国俳優四天王に殿堂入りのチョ・ジヌンとイ・ソンミン。 注目すべきは、クライマックスでふたりが対峙するシーン。 眼光から、したたる汗まで。いぶし銀の演技とはこういうことか! ■sakiyama(イラストレーター) 裏社会の汚い欲が飛び交う中、何度も裏切り奪い合う予測不能な展開に終始目が離せませんでした。 三悪人それぞれが醸し出すダークさと、90年代釜山のどこか退廃的な美しい景色が絡み合い、視覚的にも印象深い作品でした。 ■スクールゾーン橋本稜(芸人) 復讐に燃える1人の政治家が国家を揺るがす“極秘文書”を盾に巨悪へ立ち向かう。 監督イ・ウォンテさんは一切のタブー無しで描き切った。 だからこそ生まれる緊迫感がどこかリアルで息をのむシーンが多くありました。 個人的に韓国映画あるあるで“1人対複数人の時真っ直ぐの通路で抗争する”が出てきて嬉しかったです。 ■せやろがいおじさん(榎森耕助)(お笑い芸人/YouTuber) 加熱する権力闘争の先には、不正と腐敗が待っている。 必要なのは市民とメディアの監視権力への盲従と無関心が蔓延る世の中に風穴をあけるエンタメ作品! ■夏原武(漫画原作者) 息苦しいほどの緊迫感が全編を貫き、ラストまでまったく予断を許さない展開。 政治と裏社会の暗黒部を抉り出す。また韓国映画がやってしまった。 ■西森路代(ライター) ノワール映画において「茶封筒」というものには、深い意味が込められているものだ。 『インファナル・アフェア』にしろ『新しき世界』にしろ茶封筒が切り札となった。その中には、全てを覆す秘密があるのだ。 本作は、そんな「茶封筒」をきっかけに、一人の政治家ヘウンと黒幕のスンテとが生きるか死ぬかの頭脳戦を繰り広げる……。 最後にヘウンが見る景色は何なのか。そのときの彼の表情が強く残った。 ■人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー) 選挙戦ってこんなに仁義なくって良いんですか!?!?誠意と人間性を粉微塵にしながら繰り広げられる泥沼の出し抜き合いに、ドン引きつつも見入ってしまう。政局エンタメのジャンルは韓国が最も先を行っている。改めてそう思わされる作品だった。 ■ビニールタッキー(映画宣伝ウォッチャー) 権力者に見捨てられた男が極秘文書で大勝負に出る!「国のため国民のため」と美しい言葉で着飾った政治家たちと裏社会でうごめくヤクザたちの血と金にまみれた権力闘争。この勝負、ワルければワルいほど勝つ! ■深町秋生(ミステリ作家) これは正統派のノワールだ。 復讐心、野心、欲望。毒にも薬にもなるこれらの感情によって義理人情や理性は切り崩され、後戻りもできずに悪の道をひた走るしかない釜山の男たち。その悲哀がまぶしい。 ■プチ鹿島(時事芸人) 選挙の公認をめぐっての暗闘。衆院選直後に観賞したのでびっくり! しかし観ていくと内容はそれ以上の「対外秘」そのものでした。初々しい政治家がタフになっていく「秘密」もここにある?是非のぞき見してください。 ■若狭勝(元衆議院議員/元東京地検特捜部副部長/弁護士) 検事、政治家に就かせてもらっていた私の一言は、これまで私が培ってきた正義は、素朴な正義感に依拠していたものでしたが、その正義は、ものの見事に崩壊を余儀なくされました。果たして、本作品によって、正義には「もう一つの正義」がありました。 勝てば官軍という言葉がありますが、まさしく勝つことによって今までとは違う「もう一つの正義」が構築されていく。 多くの人に観てもらいたい、身の毛がよだつ戦慄の映像とは、まさにこのことを言うのか、そんな思いが脳裏に焼き付きました。