『民王R』コア視聴層1位、選挙特番やMLBワールドシリーズも高数字=週間テレビ番組注目度ランキング
遠藤憲一&あのの演技に反響「想像以上」
視聴データを独自に取得・分析するREVISIOでは、テレビ画面に視線を向けていた人の割合がわかる「注目度」の週間番組ランキング(10月21日~27日)を発表した。 【ランキング】10月21日~27日テレビ番組注目度トップ10
■再放送が全体9位に この週のランキングは、日本の“今”を映し出した、時事性の高いコンテンツが視聴者の関心を集める結果となった。10月27日の衆院選挙・投開票日に合わせて各局の報道番組が注視される中、ドラマ『民王R』(テレビ朝日)の初回放送がコア視聴層で70.48%という高い注目度を記録。9年ぶりの続編となる本作は、全体注目度でも4位にランクインし、その話題性の高さを示した。 注目すべきは、フジテレビで19時から再放送されたMLBワールドシリーズ中継が全体9位にランクインしたこと。ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手と山本由伸選手という日本を代表する2選手が悲願の優勝を目指す決戦に、朝帯の生中継とともに多くの視聴者が関心を寄せた。今後のシリーズの行方にも注目だ。 また、柳楽優弥主演のドラマ『ライオンの隠れ家』(TBS)は、先週8位から今週3位へとランクアップを果たし、展開の深まりとともに視聴者の支持が高まっている。このように、ドラマ・政治・スポーツと、バラエティに富んだ番組が視聴者の関心を集めた1週間となった。
■あの、遠藤の低い声・ガニ股歩きを完コピ 2015年のヒットドラマ『民王』が9年の時を経て復活した『民王R』は、第1話から早くもコア視聴層で1位(70.5%)、個人全体でも4位(65.9%)という高い注目度を記録し、強力な滑り出しを見せている。 遠藤憲一演じる武藤泰山は、引退を間近に控え悠々自適な議員生活から一転、支持率5%という史上最低を記録した民政党を立て直すため、再び総理大臣としての重責を担うことに。新キャストとして迎えた秘書役のあのとの“入れ替わり”という奇想天外な展開では、両者の見事な演技力が光った。 あのは、遠藤の特徴的な低い声やガニ股歩きを完璧にコピーしたコミカルな演技を披露。一方の遠藤も、あの特有の雰囲気を見事に再現し、視聴者から「あのちゃんの演技が想像以上にスゴかった!」「エンケンさんの憑依演技がすごい」と絶賛の声が相次いだ。 「裏金」「不倫」といった政治風刺の効いたストーリー展開には「今の日本の政治家にも見てもらいたい」との声が続出。第1話の見逃し配信は早くも115万回再生を突破し、X(Twitter)でもトレンド1位を獲得。新たな“民王旋風”の到来を予感させている。