松本人志、復帰第1発目でやりたいこと 独自プラットフォームで来春にも活動再開目指す
「週刊文春」との訴訟を終結し、芸能活動再開の意向を示したお笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(61)が、独自プラットフォームを設立し、来春にも活動再開を目指していることが25日、分かった。関係者によると、既存メディアでの復活よりも先に、相方・浜田雅功(61)と共に、ダウンタウンとしてお笑い活動を行っていく予定だという。どのような内容になっていくかは全て未定だが、ファン待望のXデーはすぐに訪れそうだ。 松本の活動復帰に向けた計画が明らかになった。関係者によると、テレビなどの既存メディアでの復活よりも先に、相方・浜田と共に、ダウンタウンとしてお笑い活動を行っていく。すでに2人で話し合いを行っている段階という。 独自のプラットフォームでの復帰という内容以外は全て未定で、有料か無料かも決まっていない。ゼロからシステムを開発して、ダウンタウン専用のサービス基盤を設立するのか、吉本興業のコミュニティーサイト「FANY」内に設置されるのか、他社の動画配信プラットフォーム内にチャンネルとして作られるのかも明らかにされていない。吉本は「詳細が決まり次第、発表します」としている。 関係者によると、復帰第1発目は、ダウンタウンがコンビとしてお笑いをやることは既定路線としている。2022年4月に行われた吉本興業の創業110周年を祝う特別公演「伝説の一日」以来となる漫才か、2人だけでコントを披露して松本が復帰する可能性が高いという。 権利関係の問題を解決することが前提となるが、松本が出演した過去の人気番組「ダウンタウンのごっつええ感じ」(フジテレビ)や、現在放送中の「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ)などの人気回を配信する案も浮上。各番組や作品の出演者に配信の許諾を取る必要はあるが、人気作をもう一度見たいというファンの要望は昔から多く、ウェブでの違法アップロード対策を兼ねて配信される可能性もある。 復帰後は、松本が企画プロデュースする番組を制作し、配信していく見込みだ。松本は、16年からAmazon Prime Videoでオリジナルバラエティー番組「ドキュメンタル」、18年からは「FREEZE」のプロデュースを務めており、海外でもフォーマットが発売されるなど、人気は高い。 また作品内では、一連の騒動で現在も活動休止中のスピードワゴン・小沢一敬(51)など、騒動で芸能活動に影響を及ぼした後輩芸人らを出演させる“復帰の場”としての役割も担う可能性もある。 松本は今年1月、「週刊文春」の報道で名誉を毀損(きそん)されたとし、裁判に注力するとして活動休止。11月8日に松本側が訴えを取り下げて終結した。約1年続いた裁判注力期間は、松本のキャリアでもなかった“長期休暇”でもあった。休養中もお笑いの動向には目を配っていたという松本が、どのような笑いを取るのか注目が集まる。 ◆松本人志報道の経過 ▼2023年12月27日 松本らが都内ホテルで複数の女性に性的暴行を加えたと週刊文春が報じる ▼24年1月8日 松本が裁判に注力するため、活動を休止すると表明 ▼9日 Xで「ワイドナショー出演は休業前のファンの皆さんへのごあいさつのため」と14日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」出演を宣言 ▼10日 松本の「ワイドナショー」出演を認めていたフジテレビが一転して出演しないと発表 ▼13日 松本に女性をアテンドしたと報じられた「スピードワゴン」の小沢一敬が活動自粛を発表 ▼22日 文芸春秋への名誉毀損による損害賠償などを求め、東京地裁に提訴。松本個人による訴訟で損害賠償額は約5億5000万円 ▼2月19日 TBS系バラエティー番組「クレイジージャーニー」(月曜・後10時)が放送。この日から松本は出演せず、7本の全レギュラー番組から姿を消す ▼3月25日 松本が自身のXで1月9日以来、約2か月半ぶりに「一日も早くお笑いがしたい」などとコメントを発表 ▼28日 第1回口頭弁論が東京地裁で開かれる ▼6月5日 弁論準備手続きが非公開で行われる ▼8月14日 第2回弁論準備手続が延期。地裁の職権で判断 ▼10月8日 延期となっていた第2回弁論準備手続が、11月11日午前11時30分から非公開で開催されることが決定 ▼11月8日 訴訟取り下げを発表し、裁判が終結
報知新聞社