玉城ティナ×飯豊まりえ「竹内涼真は“生きるエンターテイナー”。来世は彼になりたい」人気シリーズ最終章配信へ
叫ぶ演技が上手くなり、他の現場でも褒められるまでに
―― この作品に携わったことでご自身の俳優としての演技や今後やってみたいことなどに変化はありましたか? 玉城 この作品で演じさせていただいた新山明日葉という人物は、真っ白い心の持ち主で、清らかで正しく、グレーに染められそうになりながらも自分の軸を取り戻していくキャラクター。彼女の成長物語を演じたことで、自身の役の幅も広がったように感じます。演じるうえで人々を導いてゆく存在として、どうしたら説得力のある表情を作り出すことができるのかというのは苦労しました。 飯豊 日本発のゾンビシリーズとしてSeason5まで続けられたことがまず嬉しいですし、日本でゾンビものと言ったら「君と世界が終わる日に」だとみなさんの記憶に長く残る作品に携わることができたのはとても光栄なことだと思っています。長く演じてきて、今回がファイナルということで役を離れる寂しさもあるのですが、それよりも今は達成感の方が大きいです。だって、ここまで血まみれで殺し合うようなジャンルってなかなかないじゃないですか。とりわけゾンビものって唯一無二のジャンルなので、アクションとしてもさまざまな表現に挑戦することができたと思います。 なかでも叫ぶ演技は、他の現場でも褒められることがあります(笑)。この4年間で培ってきたことの一つひとつが財産になっていますし、本当にたくさんの方たちと芝居をさせていただいた時間や、同じスタッフの皆さんと一つの作品に向き合えた時間というのは、私の人生のなかでもかけがえのない宝物になりました。
玉城ティナ
たましろてぃな 1997年10月8日生まれ、沖縄県出身。2012年講談社主催のオーディションの初代グランプリでデビュー後、講談社『ViVi』の最年少専属モデルに。2014年、 女優デビュー。『惡の華』、『Diner ダイナー』、『窓辺にて』、『恋のいばら』など数々の映画やドラマに出演。2022年、WOWOW「アクターズショートフィルム2」では脚本・監督を務めた。 Huluオリジナル「君と世界が終わる日に」では、Season4に続きSeason5に出演。
飯豊まりえ
いいとよまりえ 1998年1月5日生まれ、千葉県出身。2009年、ファッション雑誌『ニコプチ』でモデルデビュー。雑誌『セブンティーン』専属モデルを務めるなど、モデルとして活動する傍ら、2012年に初めてテレビドラマに出演。以降、『ちむどんどん』『パパ活』『岸辺露伴は動かない』『オクト―~感情捜査官 心野朱梨~』など多数のドラマに出演。『何曜日に生まれたの』でプライム帯ドラマ初主演。Huluオリジナルドラマ「君と世界が終わる日に」では、Season1からシリーズ・ファイナルとなるSeason5までメインキャストとして出演している。