電力市場の完全自由化控え、新電力のマッチングサイト公開
2016年4月からの電力市場の完全自由化に先立って、新電力のコンサルティングなどを手がけるESC(札幌市中央区)が新電力マッチングサイト「みんなの電力」を公開した。 都道府県で分けられた居住地と火力、風力、太陽光、水力、バイオマスなどといった希望のエネルギー源を選ぶと、500以上の新電力会社のなかから候補が表示され、候補を選択すると新電力会社名と所在地、事業開始年月日の表示とともに、資料請求ができる仕組み。 来年4月から始まる電力小売りの完全自由化によって、消費者は電力を供給する会社を自由に選べるようになる。2015年3月11日現在、新電力会社は596社。市場規模は約7.5兆円といわれ、新たに自由化される部分は電力市場全体の約4割にあたる巨大市場となる。 同社によると、家庭の電気料金の削減効果は最大で20%程度が見込まれており、「電気料金の節約や、化石燃料を使わない生活を希望する個人の利用してほしい」としている。 みんなの電力