CRYAMY全国ツアー『人、々、々、々』【対談④】CRYAMY・カワノ×Analogfish・佐々木健太郎
現在開催中のCRYAMY全国ツアー「人、々、々、々。」。同世代の戦友から先輩まで、まさにCRYAMYにしか呼べないメンツで日々熱いライブが繰り広げられているわけだが、その中でもとくに親交が深い先輩バンドがAnalogfishだ。当時飲み屋の店員だったCRYAMYのフロントマン・カワノとその店の客という関係で出会ったAnalogfish・佐々木健太郎。CRYAMY前夜の時代から彼を知る佐々木だからこそ知っているエピソードも続出した対談からは、バンドマン同士というよりも人間同士で深くつながっているふたりの絆を感じることができた。Analogfishは3月15日(金)の神戸・太陽と虎(こちらはKING BROTHERSも交えたスリーマン!)、翌16日(土)の高松TOONICEの公演に出演する。 【全ての写真】CRYAMY・カワノ×Analogfish・佐々木健太郎 撮り下ろし写真ほか(全22枚) ── この対談する前にふたりでちょっと一杯やってきたそうで。 カワノ 渋谷のガード下のあたりでちょっと飲んできました(笑)。 ── いい感じで話していただければと思います。佐々木さんとカワノさんの仲は存じ上げているんですが、どういうきっかけで知り合ったんですか? 佐々木 僕、世田谷の経堂に12年くらい住んでたんですけど、経堂って朝までやってる居酒屋ってあまりないんですよ。でも農大通りの先に朝5時までやってる居酒屋ができたんですよね。そこが経堂の治安を著しく落としてるんですけど(笑)。その「浜焼太郎」で出会ったんです。 カワノ 僕がそこでバイトしてたんです。20歳ぐらいの頃。 佐々木 まだCRYAMYをやる前だったよね。そこに客としてよく行ってたんですよ。 ── お客さんと店員という出会いだったんですね。 カワノ そうです。僕はAnalogfishを知っていたから、「うわ、東京だ、有名人いるな」って思ってました。で、初対面のときに……これ、カットしたほうがいいかもしれないですけど(笑)、僕がホールスタッフをやってたんですよ。そしたら健太郎さんが来て、「新しく入ったのか、よろしくね」って気さくに話しかけてくれて。「ありがとうございます」って言ってたら、泥酔した健太郎さんが突然「トイレでクロスおしっこしよう」って。 佐々木 そう。だからバンドで知り合うっていうよりは、もう全部見せてるんですよ。 カワノ 常連のおじさんじゃないですけど、それが出会いでした。 佐々木 その居酒屋はTHE VOLTSっていうパンクバンドのギターのギースってやつが店長をやってて。バンドマンなんで、気持ちよく酔わせてくれる店なんですよ。 カワノ あの店だけが異常に治安が悪いというか。結構ひどいところだったから、我々も対抗じゃないけど、パンチ見せていかないとっていう。