高い集中力での全員守備でガンバ大阪が3位に浮上した　撮影：中地拓也

　J1ガンバ大阪は、6月1日に行われたJ1リーグ第17節で湘南ベルマーレと対戦し、2-1の勝利を収めて3位浮上を果たした。その試合での俊足自慢の両ウイングの“肉弾ディフェンス”が話題を呼んだ。 ■【動画】「痺れる」「たまらない」「こういう魂の守備大好き」と話題! 3位浮上G大阪の快足両ウイングの“肉弾ディフェンス”■ 　前半29分に前線で奪ったボールからFW宇佐美貴史が先制点を奪うと、後半20分には再び宇佐美がPK成功。後半33分に1点を返されるも、そのまま2-1で逃げ切り勝ち。今季8度目の完封試合こそ逃したが、試合を通して高い集中力と体を張った守備で5戦負けなしでの今季初の3連勝を飾った。 　その高い守備意識の象徴と言える2つのシーンを、Jリーグ公式エックス（旧ツイッター）が「J1最少失点ガンバ大阪　攻撃陣も守備意識の高さを見せる!」と題して紹介した。 　1つ目は、前半31分、左ウイングのウェルトンがボックス内まで戻ってのスライディングタックルで相手にシュートを打たせずにボールを奪い取った場面。2つ目は後半26分、右ウイングの山下諒也が前線からのチェイシングで一度は交わされながらも“2度追い”でのスライディングでパスをブロックした場面だ。ともに攻撃のプレイヤーが高い集中力と激しい気持ちをピッチ上で披露し、チーム全体にエネルギーを与えたシーンだった。

■「後ろでウサミンもガッツポーズしてるの好き」

　このG大阪のリーグ最少失点の大きな要因と言える“全員守備”の象徴的なシーンを取り上げたJリーグ公式エックスに対して、次のようなコメントが寄せられた。 「ウェルトン、山下攻撃陣のこの速さとスライディングのディフェンスには痺れたわ」 「痺れる、痺れる　胸熱すぎるやろ　こんなん　ウェルトン選手、山下選手の両翼スライディング。いやぁ～熱いっすねぇ～」 「凄いなぁ。ホントに去年から意識変わったよな!」 「たまらない、こういう魂の守備大好き」 「後ろでウサミンもガッツポーズしてるの好き」 　この日の勝利でG大阪は勝点31（9勝4分け4敗）で、首位のFC町田ゼルビアFCと2位の鹿島アントラーズと勝点差4の3位に浮上した。そして失点数はリーグ最少の12。かつての「超攻撃」とは違ったスタイルで、ファンの胸を熱くさせている。