【速報】大阪ミナミ ホストクラブ運営会社社長の男ら2人逮捕 「一撃講習」マニュアルで初来店の女性客狙う 監禁・恐喝容疑
大阪・ミナミのホストクラブの店長の男らが、初来店の女性客から最大限の売り上げを生み出す「一撃講習」というマニュアルのもと、女性客を酔わせて監禁した上、消費者金融で金を借りさせたなどとして逮捕された事件で、警察は7日、新たにホストクラブの運営会社の社長の男ら2人を逮捕したと発表しました。 監禁や恐喝などの疑いで逮捕されたのは、大阪・ミナミのホストクラブ「Aria(アリア)」の運営会社「YOUS(ユース)」の社長、上埜善弘容疑者(40)と自称・副社長の阿部留尉容疑者(41)です。 警察によりますと、2人は去年1月から6月にかけて、20代の女性客計3人をホテルに監禁した上、「消費者金融で上限マックスまで借りられるだけ借りろ」などと言って、借金をさせ、現金計約340万円を脅し取った疑いがもたれています。またうち1人の女性客に対しては、未払い代金の返済名目で、風俗店に紹介して働かせた疑いがもたれています。 「アリア」では、初来店の女性客から最大限の売り上げを生み出すため、「一撃講習」と呼ばれるマニュアルを作っていて、①昼職であること、②20歳以上であること、③ホストについて知識がないこと、④彼女であること、といった条件を満たした女性を狙って犯行に及んでいたということです。 また店では「女の子が正常な判断が不能になるほど酔わせる」、「適当なシャンパンを開ける」、「値段は出さない、言わない、提示しない」などと決めていたということです。 警察は2人の認否を明らかにしていません。 この事件を巡っては、店長の沢井健太容疑者(37)や代表代行の藤岡駿介容疑者(27)、ホストの藤咲湧斗容疑者(24)の3人が恐喝などの疑いで3回逮捕され、藤岡容疑者と藤咲容疑者は恐喝の罪で起訴されています。 警察は店ぐるみで犯行をしていたとみて詳しい実態を調べています。