JR四国の一部車両で車軸取り付け作業時に目安の値から外れた圧力かかる 社内取り扱い定めず運用【香川】
岡山放送
JR貨物による車両整備のデータ改ざんを受け、緊急点検を行っていたJR四国は9月24日、一部の車両で車輪に車軸を取り付ける作業の際に、目安の値から外れた圧力がかかっていたケースが確認されたと発表しました。 JR四国によりますと、目安の値から外れた圧力がかかっていたケースが認められたのは、会社が保有する409両のうち、96両の131本の車軸です。JR貨物が車両の整備作業でデータを改ざんするなどの不正を行っていたことを受けて国土交通省が全国の鉄道事業者に指示していた緊急点検で見つかりました。このうち一部の車両は、点検のため使用を中止していましたが、現在は、安全性に問題はないとして使用を再開しています。 データの改ざんなどは確認されておらず、JRは、圧力が目安の値を外れた際の取り扱いを定めていなかったことが原因としています。 (JR四国 四之宮和幸社長) 「安全を守る技術を確実に継承していくためにも社内の取り扱いを明確にし、今後も安全な車両の提供に努めていく」 圧力に関する目安の値は、メーカーが提示しているもので、JRでは、社内で基準値を定めるほか、同じようなケースが発生した場合の安全確認の方法を明確化するなどして再発防止を図るとしています。
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