ちょっと暑い大阪 見ごろ迎えた「ノダフジ」に清涼感
27日の近畿地方は、朝から晴天に恵まれた。強い日差しの青空のもと気温が上昇。大阪管区気象台によると、大阪市内では午後3時までに最高気温が25.9度を観測するなど、ちょっとした夏の陽気に包まれた。大阪市福島区の「福島聖天了徳院」では、ノダフジが見ごろを迎え、多くの人が見物に訪れにぎわいを見せている。
「ほのかな香り」人の心を和ます
大きいものだと1メートルを越す豊かな房が特徴的なノダフジは、同寺など周辺でもこの時期に咲いている。約600年前からその美しさで知られ、江戸時代には「吉野の桜」「高雄の紅葉」とともに三大名所と言われたという。現在は、福島区の花にもなっており、各家庭の住所表示にもノダフジのイラストが描かれている。 ちょっと風が吹くと、紫の房が揺れるとともに、ちょっとした「ほのかな香り」が訪れた人の心を和ます。近くなので見物に来たという30代の女性は「近くなので子どもときました。まだ、子どもはノダフジがどんな花かはわかってないやろけど、この香りは届いているようです。きょうは暑いですけど、このノダフジのおかげで涼しくすごせてます」と笑顔で話していた。