小田和正のシングルで1位となったのは？

　9月20日はシンガー・ソングライターの小田和正の誕生日。1947（昭和22）年生まれで、77歳を迎えました。オフコース時代から次々とヒット曲や名曲を生み出し、いまもなお精力的に活躍。時代に流されないタイムレスな楽曲で幅広い年代に支持され、ドラマやCMなどにも多くの楽曲が起用されるなど、日本が誇るヒットメイカーとして長く親しまれています。 　そんな小田のシングル作品のなかで、オリコンシングルチャート1位に輝いたのは、1991年にリリースされた「Oh! Yeah! / ラブ・ストーリーは突然に」と2007年にリリースされた「こころ」です。シングル2枚のみというのが意外ですが、そのうち「Oh! Yeah! / ラブ・ストーリーは突然に」は強烈なインパクトを残しました。 　「Oh! Yeah!」は第一生命のCMソング、「ラブ・ストーリーは突然に」は鈴木保奈美主演、織田裕二、有森也実、江口洋介が共演したフジテレビ系“月9”ドラマ『東京ラブストーリー』の主題歌に起用され、瞬く間にヒット。初回プレスが1日で完売し、発売から2週目での100万枚突破達成は当時オリコン史上最短となりました。1991年のオリコン年間シングル売上ランキング1位を獲得し、小田の代表作となったのはもちろん、当時の日本のシングルCD史上最高のヒット作となりました。 　「こころ」も井上真央主演の“月9”ドラマ『ファースト・キス』主題歌に起用。その後、2019年にはキヤノンマーケティングジャパンのCMソングにもなりました。「こころ」は「Oh! Yeah! / ラブ・ストーリーは突然に」以来、小田にとって16年5ヵ月ぶりにシングルチャート1位を獲得。当時59歳11ヵ月でのオリコン・シングルチャート1位獲得は、1987年に石原裕次郎が「北の旅人」で記録した52歳7ヵ月を7年以上も上回る最年長記録となり、話題となりました（その後、2010年に秋元順子が「愛のままで…」、2019年に桑田佳祐が「レッツゴーボウリング」で最年長記録を更新）。 　シングル売り上げでは、「Oh! Yeah! / ラブ・ストーリーは突然に」に続いて、1992年の「いつか どこかで/ 風 と君を待つだけ」、2002年の「キラキラ」、1997年の「伝えたいことがあるんだ」、1989年の「Little Tokyo」がトップ5にランクイン。「こころ」はシングル売り上げとしては10番目のセールスとなっています。 　小田の数々のヒット曲は、ベスト・アルバム『自己ベスト』『自己ベスト-2』、オールタイムベスト『あの日 あの時』（写真）などで聴くことができますので、小田のバースデーを祝し、あらためて小田和正ソングを堪能してみてはいかがでしょうか。