福山翔大が1年間の鍛錬を重ね挑んだ『若き見知らぬ者たち』格闘技シーンの場面写真解禁
10月11日(金)より全国公開される磯村勇斗主演映画『若き見知らぬ者たち』より新たな場面写真が解禁された。 【全ての写真】修斗の元環太平洋チャンピオン・佐藤ルミナから「日本一の選手になれる」とお墨付きをもらった福山翔大の格闘技シーン 本作は2020年に『佐々木、イン、マイマイン』で新人賞を総なめした内山拓也監督の商業長編デビュー作。亡くなった父の借金を返済し、難病を患う母・麻美(霧島れいか)の介護をしながら、昼は工事現場、夜は両親が開いたカラオケバーで働く風間彩人(磯村勇斗)は、息の詰まるような生活に蝕まれながらも恋人・日向(岸井ゆきの)との小さな幸せを掴みたいと考えていた。彩人と同居している弟・壮平(福山翔大)も同じく借金返済と介護を担いながら、父の背を追って始めた総合格闘技の選手として練習に明け暮れる日々を送っている。しかし、彩人の親友・大和(染谷将太)の結婚を祝うつつましくも幸せな宴会の夜、彼らのささやかな日常はもろくも奪われてしまう。 フランス・韓国・香港・日本で共同制作された本作は、企画の段階で海外3つの国と地域での配給が決定。ポストプロダクションの最後の工程、音仕上げはフランスで行われ、内山監督も現地に出向き文字通り日仏チームの共同作業となった。 解禁された場面写真は、磯村勇斗の弟・壮平役を務める福山翔大の格闘技シーンを写したもの。福山は「何が何でも、この物語を届けたい。」と本作の脚本に強く惹かれ、1年にも及ぶトレーニング期間を必要とする格闘技選手役を快諾した。そこからジムに通い、食事制限を課し、日々の生活が一変したが「全てを懸けられる作品に出会えた喜びのほうが勝った」と本作にかける思いは並々ならぬものだったという。前代未聞の総合格闘技シーン撮影を実現させるため、日本屈指のブラジリアン柔術・総合格闘技のジムとして知られるトライフォース柔術アカデミーと日本修斗協会が全面協力した。 2022年10月、クランクインの1年前に内山監督と共にトレーニングを始め、序盤は寝技の習得から開始した福山。見た目は地味だがおろそかにすると偽物だとわかってしまうため骨の折れるような鍛錬を日々重ね、並行してウェイトによる肉体改造も行いながら、数ヵ月かけて地道なトレーニングを続けた。さらに、試合シーンは修斗の元環太平洋チャンピオンの佐藤ルミナが監修を担当。内山監督と佐藤によって練られた試合内容の型に沿ってトレーニングを本格化させたところ、福山の才能が開花し、佐藤からも日本一の選手になれる逸材だとお墨付きをもらうに至った。 そんな1カット7分の長回しで撮影された総合格闘技マッチの裏側を映したメイキング映像も解禁。撮影に入るまでのトレーニング風景や福山が試合(シーン)に臨む前のインタビュー、対戦相手役のプロの格闘家ファビオ・ハラダ選手と入念に動きをチェックする様子、実際の試合シーンに臨む福山の姿などが収められている。長回しを用いることで実際のプロ格闘技戦に勝るとも劣らない死闘が繰り広げられ、観客の熱気と声援に後押しされながらリアリティのある映像が作り上げられた。 また、9月22日(日)に後楽園ホールにて開催されるプロフェッショナル修斗・後楽園ホール大会では、内山監督と福山が昨年の撮影以来の聖地凱旋を果たし本作に込めた熱い想いを語るトークセッションを行う予定となっている。 ■佐藤ルミナ コメント 福山君は元々空手をベースに持ち、さらに約1年間、柔術の名門トライフォースで組技の基本を叩き込まれていました。そのため、私は技そのものではなく、MMAで最も重要な「距離感」と「技の繋ぎのタイミング」にフォーカスして指導しました。福山君は非常に研究熱心で、集中力も抜群でした。本番では、当時の彼が持てる限りの最高のパフォーマンスを発揮できたと思います。試合シーンは、競技者も唸るほどのリアルを追求した内容になっていますので、ぜひご期待ください。