春県準Vの長崎海星 センバツ経験者を軸に、2年ぶりの夏甲子園へ!
春季長崎県大会で準優勝を収めた海星。決勝では惜しくも、0対1で長崎日大にサヨナラ負けを喫したが、決勝までの勝ち上がりは見事だった。 【トーナメント表】春季長崎大会 結果一覧 今年の海星は投手力のチームだ。加茂恵(3年)大川逢夢(3年)陣内優翔(2年)の140キロ超え右腕の3名が安定しているのが大きい。 野手では、昨年の選抜を経験している2番池田陽翔(3年)、3番田中朔太郎(2年)、4番永田晃庄(3年)が中心となる。ここに2年生の核弾頭・濱部大間も機能すると、さらに厚みが出てくる。また、走れる選手も多く、加藤慶二監督は「走力があるのは6、7人と多いので、フリーで走らせたいっていうのはありますよね」と自信をみせる。 例年、安定した機動力を誇るチームを作り上げる加藤監督が、今年は走力の質がなかなか高い選手が多いというだけに、海星の機動力は相手校の脅威になるに違いない。 名将・加藤監督は「まずは、6月のNHK杯まではしっかりと体作りが第一、強いボールを投げ、強いボールを打つ練習を繰り返します」と話していたが、NHK杯の先の夏までのスケジュールをすでに思い描いているようだった。海星の夏への巻き返しに期待したい。