たった1人に向けて曲を書き続けてきた澤田空海理、誰にも矛先が向いていないメジャー1stアルバム発表
澤田空海理のメジャー1stアルバム「ひかり」が12月11日に配信リリースされる。 本作にはメジャーデビューシングル「遺書」と同曲にまつわる書き下ろし曲を6曲収録。「遺書」を含め、これまでたった1人の人物に向けて楽曲を作り続けてきた澤田だが、今作については「誰かに宛てているような楽曲が増えた結果、もう目的と手段がすり替わってしまいました。そういう意味では、このアルバムは誰にも矛先が向いていないのだと思います」とコメントしている。 【写真】澤田空海理メジャーデビューシングル「遺書」ジャケット またアルバム「ひかり」のリリースを記念して作られた短編映画「紅茶と味噌汁」の上映イベントが11月10日に東京・CINEMA NEKOで開催されることが決定。「紅茶と味噌汁」の脚本は映画「辻占恋慕」で知られる大野大輔、監督はかねてより澤田のミュージックビデオを手がける吉田ハレラマが担当する。イベントでは上映会に加え、澤田による弾き語りミニライブや映画スタッフおよびキャストとのトークセッションが行われる予定だ。 さらにアルバムリリースを記念したワンマンライブ「冬瓜と春菊」が12月15日に東京・UNITで行われる。イープラスでは10月6日まで上映会とワンマンライブのチケットの第1次先行予約を受付中。 ■ 澤田空海理 コメント 誰かに宛てているような楽曲が増えた結果、もう目的と手段がすり替わってしまいました。 そういう意味では、このアルバムは誰にも矛先が向いていないのだと思います。 過去を噛むのも、前を向くのも、一個人の話を不特定多数の人に聞かせるのも、 当該の人に届けようと躍起になるのも、全てが作品のための下地になった瞬間に今アルバムは誰宛てでもないものになりました。 ならばせめて“素直”であるよう努めました。 無理くり自己憐憫の皮を被せるでもなく、必要以上に悔いるのでもなく、 ただ現在地を伝えること、その表現に嘘を織り交ぜて純度を下げないこと、 その行動に対して少なくとも自分だけは責任を負うこと、 これらをひっくるめて“ひかり”という実態のないものに託します。 ■ 澤田空海理「ひかり」収録曲 01. 東京 02. すなおになれたら 03. 告白 04. かみさま 05. 仮題 06. 遺書 07. ひかり ■ 短編映画「紅茶と味噌汁」上映イベント 2024年11月10日(日)東京都 CINEMA NEKO [昼公演]OPEN 13:00 / START 13:30 [夜公演]OPEN 16:30 / START 17:00 ■ 澤田空海理 単独公演「冬瓜と春菊」 2024年12月15日(日)東京都 UNIT