【競輪】パールカップV 石井貴子が優勝報告会~松戸競輪
岸和田競輪で行われた「第2回パールカップ」(決勝6月13日)でG1初制覇を果たした石井貴子(34)=千葉・106期=の優勝報告会が22日、地元・松戸競輪2日目に、特設スタジオで多くのファンを集めて行われた。 季節を思わせる紫陽花の花をあしらった、艶やかな和服で登場。日本美人にファンもうっとり。大きな拍手で迎えられた。2020年平塚以来、5度目のガールズグランプリ出場を決めた石井。「まさか、こんなうれしい報告が皆様の前でできるとは思いもしませんでした」とあいさつ。松戸のマスコットキャラクター「マッピー」から花束が贈られ、フォトセッションの場が設けられ、ファンも「こっちを向いてぇ~」の声が上がる。「大会前はケガをして大きなレースを離脱していたし、第1回目も出られず、(優勝を)獲ってやろうぞ!とい気持ちよりは3日間、精いっぱいやろうよ。自分は大きな立場で言えることではないし」と自らを言い聞かせたと言う。 トークは決勝のレース映像をステージ上で振り返りながら。「2日間は内枠をもらい、想定しやすい組み立てが逆に裏目に出てしまい、2日目は4着。(決勝進出も)待たなければならない気持ち、気にしないようにするのがつらかった。それでも首の皮が一枚つながり、何とか7番車で乗れた」と勝ち上がりまでの複雑な思いを語った。 7番車での決勝は2、3パターンで。「どの位置からなのか、前後この並びならどうなるのかってね」想定して臨んだ。可能な限りに前に行こうと思い、奥井迪を追う流れに。「後方からだったので奥井さんは早い仕掛けだと思った。メンバーがメンバーだし余裕がなく、ホームでごちゃつき、とにかく食らい付かないと踏んだ。どうなの!? 私!? 半信半疑でしたね。3コーナーのビデオで私かなって思いました」 ゴールを駆け抜けた瞬間は、ファンから大きな拍手、おめでとう!の声援が起こり、雰囲気をともに味わい、喜び“おたかさんスマイル”を見せていた。
報知新聞社