片山晋呉がホームコースで優勝争いへ

◇国内シニアメジャー◇TSUBURAYA FIELDS HOLDINGS ULTRAMAN CUP 2日目(4日)◇イーグルポイントGC（茨城）◇7102yd（パー72） 【画像】激ムズのバンカーショットを豪快に出す竹田麗央 片山晋呉は地元・茨城県のイーグルポイントGCにかれこれ15年近く通っている。現在は所属先で、18ホールを隅々まで知っていると言っていい。ホームコースでのツアー、国内シニアメジャー開催は誰よりも有利なように思えるが、「5倍難しい、逆に」と吐き出す。 ターゲットに目をやると、「難しいところしか見えない」と“警報”ばかりが脳裏に響く。2021年まで国内女子ツアー「GMOインターネット・レディース」が行われたとはいえ、グリーン上のピンはこれまで見たことがない位置ばかりに立つ。「一般営業であんな（難しい）ピンでやったら時間がかかっちゃうからね。普段と微妙に違う」。プロ仕様のロケーションに苦しむのは、慣れがあるからこそだ。

ミニドライバー、愛用してます

初日の1オーバー51位発進も「出遅れたとは思っていない」。この日は「アンダーパーで終わりたかったよね」と“赤字”を目指し、上がりの2連続バーディで「69」をマークした。最終9番では左サイドから10ｍ近いパットを沈めて、ガッツポーズも連発。「バーディ、バーディは大きい」と胸を張った。 大会の新スポンサー、円谷フィールズホールディングスとの古い関係性から、盛り上げ役を買って出た。今週使うキャディバッグ、ヘッドカバーはメインキャラクターのウルトラマンをモチーフにしたもの。少し心配なのは体力面。「“カラータイマー”が一瞬、赤になりそうだった（限界が近かった）。赤になりかけたけど、青に戻りました」。首位と4打差の16位浮上に力が湧いた。（茨城県阿見町／桂川洋一）