ワールドシリーズの日本国内の視聴者数に米注目 大谷対ジャッジ、好カードに「興味深い」
米大リーグのワールドシリーズ（WS）は25日（日本時間26日）にロサンゼルスで開幕し、ナ・リーグを制した大谷翔平と山本由伸を擁するドジャースが、ア・リーグ覇者のヤンキースと対戦する。ドジャースの大谷と、ヤンキースのアーロン・ジャッジとの「主砲対決」など、人気球団同士による43年ぶりの対決を巡っては、フジテレビによる地上波放送も決定した。ポストシーズン（PS）で日本国内の視聴者数が飛躍的に伸びていることについて米国のメディアも大きな関心を寄せるなど、開幕前から日米ともに盛り上がりを見せている。 【写真】ヤンキース・ジャッジと談笑する大谷翔平 ■過去の対戦はヤンキースに軍配 ドジャースとヤンキースの両球団によるWSでの対戦は12度目で、ヤンキースが8勝3敗でリードしている。「（本拠地は）ロサンゼルス、ニューヨークとそれぞれ米国を代表する大都市であり、両球団いずれも歴史があるチーム。WSを象徴するような注目の対戦カードとなった」と話すのは、大リーグ評論家の福島良一さんだ。 レギュラーシーズンでの総本塁打数は両球団いずれもリーグトップと、ともに強力打線が持ち味だ。ドジャースは大谷に加え、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンの「最優秀選手（MVP）トリオ」が打線を牽引。一方のヤンキースも、今季両リーグトップの58本塁打を放ったジャッジを筆頭に、41本塁打のフアン・ソト、27本塁打のジアンカルロ・スタントンと、こちらも打線にはタレントがそろっている。 大谷、ジャッジと両リーグを代表する主砲同士の対決に、米大リーグ機構（MLB）のX（旧ツイッター）の公式アカウントは「アーロン・ジャッジ、大谷翔平。野球界の2大スターがWSの舞台で対決する。勝利を収めるのはどちらか」と写真付きで投稿。米国メディアでも2人の対決に注目が集まっている。 強力打線が両チームの特徴だが、ヤンキースは第1戦で先発するゲリット・コールのほか、今季16勝を挙げたカルロス・ロドンら先発陣も強力。山本は第2戦での先発が決まったが、福島さんは「左打者の多いドジャース打線を、ヤンキースの投手陣がいかに抑えられるか。（山本が先発する）第2戦での勝敗が重要ではないか」と指摘する。 ■地区シリーズでは視聴率20％超
