【社会人野球】大阪ガスが全勝で決勝トーナメント進出 プロ注目遊撃手も状態上向き
◇社会人野球◆JABA京都大会 第4日▽予選Cブロック 大阪ガス5―2JR西日本(28日・わかさスタジアム京都) 大阪ガスが、JR西日本を破り、昨年に続いてリーグ戦全勝で決勝トーナメント進出となった。 関学大出身の執行大成が先発で3イニングを3安打無失点、青学大出身の秋山功太郎が2イニングを無安打無失点と、ルーキー2人が好投。6回、これに打線が応えて4点を挙げると、9回にも追加点を奪い、JR西日本を突き放した。 プロ注目の高波寛生遊撃手は、5回二死で右前打を放つなど、2打数1安打1四球、1犠打と貢献。「1打席目(二ゴロ)の内容が良くなかったので、試合の中で修正できたというのは、次の試合にもつながる」とうなずいた。 川越東高から関学大を経て、大阪ガスに入社。今季は、ドラフト解禁年にあたる社会人2年目だ。プロ入りへの思いから結果を求め、3月のJABA東京スポニチ大会では9打数0安打。ただ「チームメイトやコーチにアドバイスをもらって、バッティングを見直してきた。スポニチ(大会)のときはどうしても結果が欲しいと思って、力んでしまう場面が多かったんですけど、この大会では少し楽な気持ちで打席に立てている自分がいる」と、状態は上を向き始めた。「もちろんプロに行きたい。まずは都市対抗に出て優勝するというのがチームの目標なので、勝ちに貢献しつつ、自分のアピールもしていけたら」。まずは昨年準優勝に終わったリベンジへ、照準を合わせた。
報知新聞社