【"サンマ"1匹80円 豊漁のワケは?】歴史的な不漁が続いていたサンマ…初水揚げは2023年の140倍に 「待ってました~これくらいの値段なら家族で食べられる!」10月ごろまで続く見通し
早くも秋の味覚が登場。 根室市の花咲港で16日朝、サンマが初水揚げされ、その量はなんと2023年の140倍。 地元では1匹80円で売られました。
なぜ豊漁? 西に好漁場
これまで歴史的な不漁が続いていたサンマ。今回、なぜ豊漁だったのでしょうか。 水産研究・教育機構 主任研究員の冨士泰期さんらが6・7月に行った調査によりますと、太平洋の西側に大きいサンマが多く分布してたということです。 2023年の漁期後半、日本のEEZの中に久しぶりに漁場ができ、生き残った魚が成長したことで、今年は大きいのものが取れたのではないかとみられています。
どうなる? 2024年のサンマ
今回の豊漁となった漁場は、10月ごろまで魚が寄ってくる見通しです。 しかし、11月以降に沖から来る群れは、数が少なく魚体も小さい見通しで、水揚げ量は伸びない可能性があるようです。 "豊漁"のうちに、おいしくて安い サンマを食べておきたいですね。
UHB 北海道文化放送
【関連記事】
- 秋の味覚“サンマ”が67トン初水揚げ―2023年の140倍! 地元では1匹80円で販売「これくらいの値段なら家族で食べられる」 今後は札幌市などでも販売へ 北海道根室市
- サンマ格安の要因は「台風」 北海道で初水揚げ『キロ14万400円→724円』店では1匹80円 大漁&飛行機で本州に運べず安くなる
- 値段200分の1に! 店では1匹80円「大漁で大きい。オススメは刺身」北海道で“サンマ初水揚げ” 競りで1キロ626円! 2023年14万400円を大きく下回る
- <サンマの季節到来!>大型船20隻以上が”水揚げ日本一”の根室市から出漁 例年より10日早く解禁も効果は限定的? 漁師「期待はしたいが…早く出たから良いとううわけではなさそう」 北海道根室市
- “トキシラズは0匹 ブリは100匹” 海水温上昇で漁業に変化が コンブの生育悪く漁獲量が激減 「海洋熱波」が原因か 北海道