9年ぶりとなる地元東京支部の優勝に期待がかかるシリーズ/ボートレース多摩川・ウェイキーカップ事前情報
展望
時期的にはダービー直後、チャレンジカップの2週間前。そのため、獲得賞金上位者はグランプリへの地固め、ボーダー付近の選手は少しでも上積みを狙いたいところだろう。優勝候補筆頭は毒島誠だ。当地は一般戦でも走る機会は多いがウェイキーカップは過去6優出2Vと圧倒的な成績を残している。瓜生正義と菊地孝平も過去2回の優勝歴があり今回も上位争いは必至。池田浩二は優勝歴こそないが優出は5回、昨年は1号艇で敗れただけにリベンジを果たしたい。6年ぶりの大会制覇へ峰竜太もそのスピードを存分に生かす。当地好相性の遠藤エミ、関浩哉も楽しみ。 【写真あり】出場予選選手の一覧はこちら
水面・モーター
秋も深まり風向きが変わりだすころに行われる今開催。近年の10月下旬から11月上旬のデータを調べると日によって北と南風が入り交じっているが、ほぼ1～3メートルにとどまっている。よほど気象条件が荒れない限りはベストなコンディションで行われそうだ。 現モーターは4月14日が初下ろしで5月のオールスターから大幅な整備ができるようになった。上位は団子状態でエース機は不在だが、定松勇樹をSG初制覇に導いた32号機は今も健在。67号機は6月にセット交換をしてからはトップ級の動きだ。7月下旬から節ごとに力強さを増している16号機をはじめ、42、45、52、70号機もいい。
今節のキモ
地元東京支部の優勝は15年の中野次郎までさかのぼり、優出に限っても20年の第66回以降ない。したがって今大会こそ地元のメンバーの活躍が見たいところだ。注目は宮之原輝紀。9月の津周年優勝戦でFを切り、休みを消化後1年間はGIのあっせんがなくなるが、昨年はこの大会を機にペラ調整に入念に取り組んで後の活躍につなげた。地元タイトル奪取へ積み上げてきたものを爆発させたい。ドリーム戦ファン投票1位の濱野谷憲吾や今年Vハンターと化した佐藤隆太郎も注目が集まる。オーシャンCで優出した齊藤仁にも期待したい。
マクール
