「結婚が向いていない」「何もできない」内山信二 パンツ一丁からの同棲生活を経てたどり着いたゴールイン
── 高いハードルを越える女性と出会ってしまったと…。 内山さん:そうですね。奥さんが、「できない僕」を許してくれたんだと思います。つき合い始めて3、4か月で同棲を始めました。そこで「本当にこいつ何もできないな、ムリ!」って、なる人もきっといると思うんです。だから、僕は最初だけいいところを見せようとするのはやめようと思って、もう素のまま、それまで通りずっとパンイチ(パンチ一丁)で生活してました(笑)。結婚はキレイごとごとじゃないですから。生活しながら減点方式になるより、「こんないいところもあるんだ」と少しでも加点されれば、という気持ちです。いまこうして結婚できていることは、それがよかったのかな、と思っているんですけどね。
── 一緒に暮らし始めて、ケンカをすることはなかったですか? 内山さん:多少はありました。原因は、僕の小さな嘘。たとえば、タバコをやめると言って、やめなかったり。奥さんは約束を破られることがすごくイヤ。まぁ当然ですよね。やめられないんだったら「やめる」と言わなければいいのに、っていう話ですから。そのとき、タバコをやめたのはわずか7時間でした。僕からしたらすごく頑張ったんですけど。奥さんの前で吸わないのはもちろん、奥さんに会うときは臭わないように、服も全部変えるようにして。だけど、うっかりカバンの中にタバコを入れていて、それでバレちゃいました(笑)。
■「さんまさんがかけつけてくれた」子連れでの結婚式 ── 入籍は「いい肉の日」(11月29日)ということで、それも内山さんらしいですね。 内山さん:旅行先のタイでプロポーズしています。プロポーズの言葉は、ふつうに「結婚してください」でした。あまりお互いがサプライズ好きじゃないので、もう前から奥さんの誕生日にプロポーズすると決めていて、お互い承知のうえのことでした。指輪も事前に用意して、奥さんのおばあちゃんの形見の結婚指輪をリメイクしています。ただプロポーズはテレビで放映されたので、奥さんも全国区で顔が知られることになっちゃった。そういうのを受け入れてくれるのも、すごくありがたいですよね。