“いろいろな恐竜がいて、いろいろな僕たちがいる”舞台「おまえ うまそうだな」全国ツアー開幕
「舞台『おまえ うまそうだな』」が、10月5・6日の東京・かめありリリオホール公演を経て、明日12日から大阪・箕面市立文化芸能劇場ほか全国で上演される。 【画像】舞台「おまえ うまそうだな」より。(他6件) 宮西達也の絵本「ティラノサウルスシリーズ」(ポプラ社)は、“らんぼうもの”のティラノサウルスが、草食恐竜アンキロサウルスの赤ちゃんと出会い、優しい気持ちが芽生える物語。同シリーズを家族で楽しめるステージとして舞台化した本作では、「おまえ うまそうだな」と「きみはほんとうにステキだね」の2つの物語が上演される。劇中では、着ぐるみのティラノサウルスをはじめ、パペットの恐竜たちが登場するほか、オリジナル楽曲も取り入れられる。声優の伊東健人がティラノサウルスの声を務める。 演出を手がける坂口阿紀は「パペットを操っているパペティア自身を前に出したいと思って演出したので、パペティアが表情豊かに演技したり、心情を歌います。そのコンビネーションは唯一無二かなと思います」と自信を語り、「今回、この作品のテーマソングで歌っているように『いろいろな恐竜がいて、いろいろな僕たちがいる』というメッセージを新たに脚本に入れさせていただきました。不得意なことも含めて、今の君はとても素敵だよというメッセージを込めています。このテーマを掲げて日本全国を回っていきたいと思います」と語った。 大阪公演のあとは、13日に兵庫・神戸朝日ホール、12月1日に熊本・熊本城ホール、21日に群馬・美喜仁桐生文化会館(桐生市市民文化会館)、22日に栃木・小山市立文化センターで公演が行われる。 ■ 坂口阿紀コメント 約2年ほど前にこの絵本の舞台化をしませんかという大変光栄なお話をいただきまいた。私自身、息子の読み聞かせで愛読しておりました。今回の公演では2冊の原作を舞台化しましたが、原作シリーズはたくさん出ております。そのたくさんのシリーズを読み聞かせているうちに私自身がファンになりました。涙で途中で読めなくなる日もたくさんあって、それほど思い入れの深い作品の作品の舞台化に立ち会えて本当に幸せです。見どころは、パペットを操っているパペティア自身を前に出したいと思って演出したので、パペティアが表情豊かに演技したり、心情を歌います。そのコンビネーションは唯一無二かなと思います。 来年は、この作品を持って日本全国を駆け回りたいと思っています。全国各地で化石が発見されたり、いろいろな県が恐竜との結びつきがあると思います。ぜひそうした場所とのコラボレーションもしていきたいと思っておりますので、来てほしいという声を待っていますし、各地で子どもたちと会えることを楽しみにしています。今回、この作品のテーマソングで歌っているように「いろいろな恐竜がいて、いろいろな僕たちがいる」というメッセージを新たに脚本に入れさせていただきました。不得意なことも含めて、今の君はとても素敵だよというメッセージを込めています。このテーマを掲げて日本全国を回っていきたいと思います。 ■ 舞台「おまえ うまそうだな」 2024年10月5日(土)~2024年10月6日(日) ※公演終了 東京都 かめありリリオホール 2024年10月12日(土) 大阪府 箕面市立文化芸能劇場 2024年10月13日(日) 兵庫県 神戸朝日ホール 2024年12月1日(日) 熊本県 熊本城ホール メインホール 2024年12月21日(土) 群馬県 美喜仁桐生文化会館(桐生市市民文化会館) 2024年12月22日(日) 栃木県 小山市立文化センター □ スタッフ 原作:宮⻄達也 / ポプラ社 演出:坂口阿紀 □ 出演 ティラノサウルス / ウマソウ(アンキロサウルスの赤ちゃん) / キランタイサウルス / プテラノドン / トリケラトプス / エラスモサウルス / スティラコサウルス / スピノサウルス / マイアサウラ / パウパウサウルス 声の出演 ティラノサウルス:伊東健人 ※2歳未満は保護者1名につき1名膝上無料。2歳未満でも座席が必要な場合は有料。 (c)宮西達也/ポプラ社