商店街をにぎやかに! 毎月5日に登場する福岡県直方市の「チンドン隊」
笑顔で楽しみながら
3人で始めたチンドン隊は、今では10人ほどに。60~70歳代の”ベテラン”ぞろいで、楽器とは無縁のメンバーもいます。加わって3年ほどになる舩津加代さん(66)は鍵盤(けんばん)ハーモニカなどを担当。「沿道から拍手を送られたり、声をかけてもらったりして、すっかりやみつきになりました。参加するのが毎回楽しみ」と笑顔です。
9月5日の五日市には7人が集合。音合わせやリズム確認を行ったあと、商店街に繰り出しました。川野さんは自作のチンドン太鼓を胸の前で「ドンドン、チン」と打ち鳴らし、”変顔”のマスクを着用した荒川さんは愛嬌(あいきょう)を振りまきながらギターを奏でました。 「チンドン隊の演奏はブラスバンドとは違い、リズムや音が少々ずれても問題なし。隊列、足並みがそろっていない自由さも良いところ」と川野さん。メンバーたちはこれからも毎月5日に集まり、直方の中心商店街を盛り上げます。
読売新聞