【ご当地寿司再現レシピ】 冬の京都の味「カニの蒸し寿司」 ほかほか酢めしがあったかおいしい
のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。 絶品 “のっけごはん” レシピ(全31品)の画像を一気見! きょうの当番は、しらいさん。
vol.164 カニの蒸し寿司
冬の京都で初めて蒸し寿司をいただいたとき、温かいお寿司があることに驚きました。それ以来、冬、特にカニが出てくると蒸し寿司にして頂くようになりました。 ほかほかの酢めしがおいしくてあったまります。あたためるのは電子レンジでもできますが、やはり蒸し器で蒸した方が、温かさが長持ちします。蒸し海老とか椎茸の甘煮をのせたりするとさらに本格的に。 全国各地に個性的なご当地寿司があるんですよね。旅先でいただくのをすごく楽しみにしてます。 ■材料(1人分) ・カニほぐし身:好きなだけ(目安一人50g程度) ・錦糸卵:好きなだけ ・レンコン薄切り:3枚 ・酢めし:好きなだけ ・白いりごま:適量 ・三ツ葉:あれば ・ごはん:好きなだけ ■作り方 (1) 耐熱用の器に酢めしを盛り、白いりごま、レンコン薄切り、錦糸卵、カニほぐし身をのせる。 (2) 蒸気があがった蒸し器で5分ほど蒸す。 酢めしを作る場合は、ボウルに炊きたてのごはん一合を入れ、すし酢(酢大さじ2、砂糖大さじ1、塩小さじ1/2)をまわしかけてサッと混ぜ、うちわで仰ぐ。2回ほど繰り返す。 錦糸卵はボウルに片栗粉小さじ1/2、酒小さじ1を入れて混ぜ、卵を割り入れる。砂糖大さじ1/2を加えて混ぜる。フライパンで両面を焼く。片栗粉を入れると破れにくくなります。 昨日の白央さんおすすめのラブパクソース、我が家の冷蔵庫にも眠ってました。実をいうと使い方がわからず持て余していたので、早速使ってみます。ありがとう、白央さん! おいしいもののっけ隊(隊員2名) 白央篤司(はくおう あつし) 「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。 しらいのりこ お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
しらいのりこ