詐欺被害、帰省した孫と話して判明 2カ月前「渡した」145万円 各務原市の女性
岐阜県警各務原署は3日、各務原市の80代無職女性が、孫を名乗る男らに現金145万円をだまし取られたと発表した。署によると、帰省した孫と女性が話したところ、約2カ月前に被害に遭っていたことが判明した。署は特殊詐欺事件として調べている。 署によると、昨年11月11日午前11時ごろ、女性宅に孫を名乗る男から「喫茶店でかばんをなくした。現金が入っていて上司が肩代わりしてくれるが、150万円が必要になる」などと電話があった。13日に「上司の息子が金を取りに行く」と再び電話があり、女性は指定された各務原市内の公園で現金145万円を手渡したという。 女性が現金を手渡した男は20代後半ぐらいの短髪で、身長170センチほど。黒色のトレーナーと黒っぽいズボンを着ていたという。署は、息子や孫などの親族が突然、現金を用意するよう求める電話をしてきた時は、まず特殊詐欺を疑うよう呼びかけている。
岐阜新聞社