【独自取材】韓国に「イエスジャパン」現象!“おまかせ”スタイルなど街中にあふれる“日本文化” しかし…韓国・総選挙は野党大勝で“ノージャパン”に?日韓友好ムードに立ち込める暗雲で影響は?
(レコード店の店長) 「シティーポップは、聞いていても重くないというか、歌がまるで生活音のように聞けます。インスタで日本のレコードが入荷したことを知らせると、すぐに売れてしまいます」
そもそも、韓国で日本の文化が広まったきっかけは、1998年に発表された『日韓共同宣言』です。当時の金大中(キム・デジュン)大統領は宣言を機に、韓国でそれまで禁止されていた日本の映画や音楽などの大衆文化を解禁。
しかし、この25年あまりの間、日韓関係は領土問題や歴史問題などで、度々悪化。中でも、“戦後最悪”と言われるまで冷え込んだのが、文在寅(ムン・ジェイン)前政権時代でした。元徴用工を巡る問題などで反日感情が高まり、日本の衣料品・ビールなどの“不買運動”、いわゆる“ノージャパン運動”が激化。
ソウル市内で、30年近く日本の酒を輸入販売する店では…。 (日本酒の輸入販売店) 「当時は、買いに来られる客がいなくて…、居酒屋にも卸していますが、全く注文をくれませんでした。2019年7月ごろが、一番悪かったと思います。あの時は、売り上げが今の半分以下でした」
しかし、2022年の政権交代で尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が誕生すると、状況が一変。両首脳が互いの国を訪問し合う“シャトル外交”が12年ぶりに再開され、日韓関係が改善に向かうと、人々の考え方にも変化が…。 (20代女性) 「肯定的なイメージに変わった気がします」 「やっぱり隣国だから、理解し合い認め合う部分があるべきだと、みんなが考えている気がします」 (20代男性) 「お互いに交流が多くなったので、日本人も韓国文化が好きになり、若い世代で交流が増えて、ブームが起こったのだと思います」
“イエスジャパン現象”が続く韓国。連日盛り上がりを見せる“日本語限定”飲食店のオーナーは…。 (店のオーナー) 「日本、大好きなんですよ。もうちょっと仲良くしたいな。この店で、懸け橋になったらいいなと思っています」 今回の選挙で尹政権を支える与党が大敗する中、このまま“友好ムード”は続いていくのでしょうか―。 (「情報ライブ ミヤネ屋」2024年4月11日放送)
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