「自分の得点よりチームが勝つことが最優先」J1アビスパ福岡の36歳FWウェリントンがフル出場で白星貢献
J1アビスパ福岡のFWウェリントンが2日のアウェー柏戦で白星に大きく貢献した。雨でピッチコンディションが悪い中、前線で空中戦に競り勝ち、強さを生かしてボールをキープ。「自分の良さが生きる環境、生きる試合でした。前線でボールをキープしてDFラインを押し上げる時間をつくるのは大事なこと。チームの力になることができた」とフル出場して守備にも走り回った。 ■〝鳥肌もの〟小田がFKからバックヘッド弾【動画】 前半26分には自身が競り勝ったボールを再び受けて小田逸稀が待つ右サイドへサイドチェンジ。小田が上げたクロスが相手のオウンゴールを呼んだ。雨でボールが思うように転がらず、両チームともに前線へのロングボールが目立つ展開。「縦に長い展開が続く中で、サイドの小田のところにスペースがあった。大きくピッチを使うことができた」とベテランらしい判断も光った。 福岡では38歳の城後寿の次に年長。「年配組で頑張っているんですけど、自分がトレーニングを頑張ることで年齢はただの数字に過ぎないと証明できていますし、若い選手同様に、たくさん体を動かせば、みんながついてくると感じている。自分の得点よりもチームが勝つことが最優先なので。そういう精神でやっている」と実感を込めた。
西日本新聞社