３回１死二塁、矢野雅哉が追加点となる右中間適時三塁打を放ち、喜ぶ新井貴浩監督（中央）らナイン（カメラ・義村　治子）

◆日本生命セ・パ交流戦　広島１４―０オリックス（２９日・マツダスタジアム） 　広島が、今季初の首位で迎えた一戦で大勝した。今季最多１４得点は、交流戦で０５年５月１５日の敵地オリックス戦以来１９年ぶり。１試合１９安打は今季最多タイで交流戦では１５年６月１３日に２１安打した敵地ソフトバンク戦以来。打ちに打って、１３、１７年以来７年ぶり３度目の交流戦開幕２連勝。投手陣も７回無失点で４勝目の森下から３投手で今季５度目の完封リレー。今季最長５連勝で２位・阪神まで１ゲーム差とした。 　 　新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。 　―１４―０の大勝 　「まず、森下ですよね。今日も素晴らしいピッチングだったと思います」 　―森下投手は７回無失点で９番打者としても２安打１打点 　「毎度毎度のことで慣れてしまっているというか…ナイスピッチングで、またナイスバッティングだったと思います」 　―１９安打１４得点の打線について 　「ベテランも中堅も若手も、スタメンも後からいった選手も、みんながいいバッティングをしてくれたと思います」 　―初回に小園選手の内野ゴロで取った１点が大きかった 　「小園が見えているよね。あのときはショートだけ下がっていた。セカンドは前進だった。そこもしっかり内野のポジションニングを確認して入っただろうし、周りが見えている、いい先制点のショートゴロだったと思います」 　―末包選手は泳がされながら４号２ラン 　「今日『ホームラン打ちます』って言ってたけど、本当に打っちゃいましたね、はい。素晴らしいバッティングでした」 　―１番・秋山選手も先制点の起点となるなど３安打２打点 　「ずっといい。本当に１番バッターとしてチームを引っ張ってくれていると思います」 　―ハーン投手が来日初登板で１回無安打２奪三振で無失点 　「初めての登板で緊張はあったと思うんですけど、ストライク先行もしっかりできていましたし、力強いボールもいってましたし、素晴らしいピッチングだったと思います」 　―交流戦は過去の成績なんて関係ないと言っていた通りの開幕２連勝 　「皆さんは、やれ最下位だ、やれ鬼門だって大騒ぎしてましたけど、去年も言ったじゃないですか。そんなの私、知らないから、関係ないから、と。まあ、まだ始まったばっかりですけどね。まだ２試合だけなんで。また一日一日、明日に向けてしっかりいい準備をしたいと思います」