【安心の街灯り】紫波中央駅にイルミネーション 駅前を防犯スポットに安全に暮らせるまち目指して 防犯団体が内閣総理大臣賞
TVIテレビ岩手
紫波町のJR紫波中央駅で、ことしもイルミネーションが灯されています。行っているのは地域の防犯活動に長年取り組み、ことし内閣総理大臣表彰を受けた団体です。 「2、1、点灯!」 紫波町のJR紫波中央駅で、毎年この時期に行われているイルミネーション、「光のページェント安心の街灯り紫あ波せルミエール」です。 紫波地区地域安全推進協議会が、町の観光交流協会と合同で、駅前を防犯スポットにしようと、行っています。協議会は30年前、警察が主導する形で防犯団体として設立されました。 協議会の設立メンバー 砂川順子さん 「(協議会設立当時は)都市化が著しくて隣近所との信頼関係が希薄な状態だった。非行とか犯罪も増えて」 協議会が設立された1994年、紫波警察署管内では自転車窃盗や空き巣などが466件発生しましたが、防犯意識の啓発や町内の見回りなどに取り組み、去年は96件に減少しました。その長年に渡る取り組みが認められ、ことし内閣総理大臣から表彰されました。 地域の防犯活動に取り組む 砂川順子さん 「防犯の(活動を通して)横のつながりが増えていて、新しく越してきた人たちも参加しているので、そういう意味では(住民同士のつながりに)広がりがあったのではないかと思う」 安全・安心に暮らせるまちを。地域の願いを託した灯りが、きょうもまちを照らしています。