久保建英には夏休みが必要 パリ五輪不参加は「Rソシエダード、本人にとっても朗報」と現地紙
日本代表MF久保建英(23)には「夏休みが必要」-。十分な休養を取って来季レアル・ソシエダードに戻ってきてほしいとスペイン紙ムンド・デポルティーボが11日に報じた。 久保はRソシエダードで今季の全日程を終了した後、日本代表に合流。東京ヴェルディとの親善試合で負った筋肉面の問題が回復し、11日に広島で行われた2026年FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア2次予選最終節シリア戦で先発出場した。今夏開催されるパリ五輪には参加しないため、この一戦でタフだったシーズンを締めくくり、来季に向けて休養を取ることになる。 ムンド・デポルティーボ紙は久保の今夏の状況を「復活に向けた休暇」と表現し、これ以上試合を行わずに新シーズンを迎えられることをポジティブに捉えていた。 「パリ五輪不参加はRソシエダードにとっても本人にとっても朗報だ。久保は24年、アジアカップから戻った後、大いに苦しんでパフォーマンスが著しく低下し、さらに終盤ベッカーにレギュラーの座を奪われた」 「輝きとハングリー精神を持って(今夏のプレシーズン開始日の)7月11日にスビエタ(Rソシエダードの練習場)に戻ってくるため、シーズンを通じてRソシエダードの柱の一人になるため、そして何よりも多くの代表選手が100%の状態でない中でシーズンをスタートするため、久保は誰よりも夏休みを必要としている」 Rソシエダードは今夏、アラベス、トゥールーズ、オサスナ、レンヌ、ウニオン・ベルリンとテストマッチを行い、8月半ばにスペインリーグ開幕戦を迎える。(高橋智行通信員)