現金を証拠金とするビットコイン先物が人気──未決済建玉が史上最高値に
現金を証拠金とする契約はボラティリティが低い
現金を証拠金とする契約では、担保として使用される原資産はステーブルコインやドルであり、暗号資産を担保とする先物で使用されるトークンよりも安定している。 そのため、現金を証拠金とする契約は強制清算の影響を比較的受けにくく、ボラティリティも低い。最終的には、2025年に向けてより持続可能な強気相場をもたらす可能性がある。 CMEの現金担保セグメントにおけるリーダーシップは、デリバティブ市場での機関投資家の動きが活発化していることを示唆している。洗練された投資家は、CME先物を利用してディレクショナルプレーをヘッジしたり、市場中立的なベーシストレードを設定したりしている可能性がある。 2023年10月、CMEは市場シェアの30%以上を獲得し、バイナンスを抜いて初めて最大の先物取引所となった。この増加は、今年1月に稼動した米国を拠点とする現物ETF(上場投資信託)の予想されるデビューについて、トレーダーが値付けをしたためと考えられる。 |翻訳・編集:廣瀬優香|画像:現金を証拠金とするビットコイン先物の未決済建玉(Glassnode)|原文:Cash-Margined Bitcoin Futures are More Popular Than Ever as Open Interest Reaches New Highs
CoinDesk Japan 編集部