【光る君へ】「ききょう」ファーストサマーウイカ、美し過ぎる「枕草子」誕生シーンに「涙があふれた」の声
女優・吉高由里子主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜・後8時)の第21話「旅立ち」が26日、放送された。 【写真】庶民姿に変装したききょう(清少納言)とまひろ(紫式部) 今回、定子(高畑充希)が髪をおろしたことは内裏に広まり、一条天皇(塩野瑛久)はショックを受ける。任地に赴くことを拒み逃亡する伊周(三浦翔平)を実資(秋山竜次)らが捜索し、やがて発見するが…。 定子を守ることができず落胆するききょう(ファーストサマーウイカ)を励ましたいまひろ(吉高由里子)は、中宮のために何かを書いてはどうかとアドバイスする。 越前へ旅立つ日が近づき、まひろは道長(柄本佑)に文を送り…というストーリーだった。 (以下、ネタバレがあります。ご注意下さい) 今回、兄・伊周らの乱行の末、出家。奪った刀で自ら髪を切り、炎に包まれた二条邸で「生きていてもむなしいだけだ。私はここで死ぬ」とまで口にする定子。そんな中宮をなぐさめるため、ききょうは、まひろの「中宮様のために何かお書きになっては。春夏秋冬の四季とか」という助言もあり、ついに「枕草子」の執筆を開始する。 帝の子懐妊もあり、床に伏せっていた定子がききょうの差し出した「枕草子」の一文を「春はあけぼの やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明かりて…」と読み、徐々に元気になっていく様子が四季折々の美しい光景のもと、「たった1人の悲しき中宮のために枕草子は書き始められた」のナレーションで描かれた。 今作最高の映像美で描かれた名作「枕草子」誕生シーンに、ネット上には「ついに枕草子、爆誕!」、「伏せっていた定子が復活。文章の力のすごさに涙があふれた」、「定子とききょうの枕草子を通じてのやり取り、鳥肌立った」などの声が殺到。放送中にはX(旧ツイッター)のトレンドワードで「#光る君へ」が1位に急浮上した。 大河ドラマ63作目となる同作。吉高は2014年に連続テレビ小説「花子とアン」のヒロインを演じており、朝ドラと大河の両作品の主演は4人目になる。 脚本は2006年の大河ドラマ「功名が辻」やドラマ「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」「星降る夜に」などを手掛けた大石静氏が担当。大河の中でも数少ない平安時代を舞台に、世界最古の女流作家とも呼ばれる紫式部/まひろ(吉高)の生涯を描く。音楽は冬野ユミ氏、語りはNHKの伊東敏恵アナウンサーが務める。
報知新聞社