20年ぶり「新紙幣」発行へ 飲食店&GSなど対応に追われて ”負担” も《長崎》
NIB長崎国際テレビ
20年ぶりに紙幣が新しくなります。 飲食店やガソリンスタンドの準備は?。県内の対応を取材しました。
長崎市にあるセルフのガソリンスタンド。 設置している支払い機は。 (セルフ城山SS 吉田 広大さん) 「現在の紙幣と硬貨、それから新紙幣と両方対応できる状態になっている」 新たな紙幣への対応は万端です。 来月3日から発行される新たな紙幣。
肖像は、1万円札が近代日本経済の父と言われる実業家の渋沢 栄一。 5000円札は津田塾大学を創設した女子教育の先駆者、津田 梅子。 1000円札は医学の発展に尽力した北里 柴三郎です。
紙幣には傾けると肖像が立体的に見える「3Dホログラム」技術を “世界で初めて” 採用するなど新たな偽造防止技術が取り入れられているそうです。 スタンドの運営会社「フジオカ」では県内で6つのサービスステーションを展開していますが、いずれも準備は終えたということです。
(セルフ城山SS 吉田 広大さん) 「ぎりぎりになると、全国的に行われることなのでメーカーさんが対応できない可能性が非常に高くなると(考えた)。機械のお金を取り扱う部分だけを店舗ごとに交換バージョンアップをした」 こちらは長崎市五島町の定食の店「キッチン政」。 券売機で食券を購入するシステムですが。 ( 青木雄大アナウンサー) 「こちらの店の券売機は、今は新札などに対応していないですが、来月頃までに対応できるようにするということです」
ボリュームあるスタミナ丼などが学生たちに人気です。 米や豚肉など原材料費やガス代が高騰する中、新紙幣に対応できる機械に改良するための費用は、約10万円。負担がのしかかります。
(キッチン政 平野 悟代表) 「大変。新札も含め、(賃上げの流れで)人件費も時給も上げてやらないといけない。味と量は変えずに、うちのモットーであるお腹いっぱい食べてもらうコンセプトを元に頑張っていきたい」 キッチン政は、1年以内にキャッシュレス決済も導入する考えです。