いま聴くべき「本当に“ヤバい”凄腕ギタリスト」邦楽編! 技術、表現力、音楽性の広さ…森 大翔&崎山蒼志が紹介
森 大翔と崎山蒼志が、「本当に“ヤバい”凄腕日本人ギタリスト」を紹介した。 2人が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。オンエアは6月20日(木)。
「新世代が幕開けていった」と感じるギタリスト
いまチェックしておきたい、凄腕の日本人ギタリストは誰なのだろうか? 若手の実力派ギタリストである森 大翔と崎山蒼志が、“40歳以下のギタリスト”に限定して語った。 森:言葉では言い表せない感じなんですけど、初めて聴いたときの衝撃は本当に覚えていて。この曲だったんですけど、ギター1本で宇宙を作っているという(感じがする)。6、7年前から大好きでした。ちょうどギターのムーブメントがSNS中心になってきたときに突然現れたギタリストで、Ichikaさんの登場から新世代が幕開けていったんじゃないかって言われるくらい、Ichikaさんが出現する前と後でギターの世界中でのあり方が変わってきたと思います。フレーズもすごいしコードの運びも普通じゃないし、ジャズとは言えないんですけど浮遊感があるし、タッピング奏法もその言葉で片付けられないくらい無視しているというか。 あっこゴリラ:Ichikaさんとギターが溶けているよね。 森:言葉より語っているなって。
情熱が爆発する感じがカッコいい!
一方、崎山は細井徳太郎の名前を挙げた。 崎山:細井さんはソロで歌も歌われていて、細井さんが作る歌も素晴らしいんです。SMTKは細井さんが所属しているバンドです。時と場合、音楽によってタッチとかすごく変化しますし、ほとばしる音楽愛を感じます。音楽を感じて音にする力がすごいなと思って。やっぱりジャズマンなので、ジャズに精通したフレージングとか、この曲とかは内なる情熱が爆発する感じがすごくカッコいいですね。 あっこゴリラ:これはカッコよすぎて笑っちゃう。 崎山:優しいギターもすごくカッコいいし、本当に大好きですね。
音楽性が「本当に広い」のは?
続いて、2人目のギタリストに話題が移ると、奇しくも森と崎山は君島大空を挙げた。 崎山は君島の『向こう髪』を紹介した。 あっこゴリラ:君島さんはどんなギタリストですか? 崎山:シンガーとしても本当にすばらしい方だと思うんですけど、この曲とか独奏というか、1人でやっているときはガットギターで。機織りしているみたいな流れる感じの繊細なフレージングで、ブラジル音楽とかいろんな音楽を感じますけど、また持ち帰るとブルースとかジャズとかメタルとかいろんな音楽性を感じますね。 あっこゴリラ:君島さんも音楽性は広いですよね。 森:本当に広いし、こんなに手が開くかっていうくらいのコードを押さえているんですよ。 ここで森は君島の『都合』を紹介する。 森:これはエレキの君島さんが聴ける曲です。崎山さんが紹介した『向こう髪』はガットギターで弾き語りなんですけど、これはエレキギターも本当にすごくて。僕がすごいと思うのは、自身の歌と絡み合っているギターがあるんですよ。感情もそうですし。 崎山:叙情的というか。 森:感情を込めてギターを弾けるんですけど、ギターが感情をこもっているように聴こえるのって相当難しくて。それが好きですね。