ヒズボラ、イスラエルにロケット弾200発 高位の司令官殺害に報復
イスラエル軍は12日、レバノン南部のイスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点を空爆し、司令官の一人を殺害したと発表した。ロイター通信などは、これまでに殺害された中で最も高位の司令官だと報道。ヒズボラは報復としてイスラエル北部にロケット弾200発以上を発射し、攻撃の応酬がさらに激化している。 【動画】吹き飛ばされた子どもたちはハマスなのか 絶望の街ガザからの報告 イスラエル軍の発表などによると、同軍は11日、レバノン南部にあるヒズボラの指令拠点を空爆し、タレブ・アブダラ司令官(55)を殺害。同司令官がレバノン南部における最高位の司令官の一人だったとしている。 イスラエル紙ハアレツが伝えた同軍の説明などによると、ヒズボラからは12日、200発超のロケット弾がイスラエル北部に発射され、一部の地域で火災が発生。ヒズボラ関係者はハアレツに、昨年10月にイスラエルとの攻撃の応酬が始まって以降、最も激しい攻撃だったと明らかにした。
朝日新聞社