FWの意地がぶつかり合う。新旧の武骨さ融合させたいブルーレヴズ。ヴェルブリッツは豊富な才能を最後の最後まで出し切る。
悔やまれるのは後半、相手に勢いで上回られたところだ。 特に終盤はディシプリンを欠いて相手につけ入る隙を見せた。 ラストワンプレーから反則を重ね、最後のスクラムを押し込まれて負けた。
残り2分を切ったところで逆転し、ラストプレーで逆転されたサンゴリアス戦。その時間帯に、ヴェルブリッツの秘めた力と脆さの両方が凝縮されている。
姫野主将の今季のタックル数134はリーグ2位(Opta調べ)。ボールキャリー数123はリーグ5位と、この人が攻守両面でどれだけチームを鼓舞しているか、よく分かる。 試合当日のエコパは、すっきりしない空模様の予想だけど、寒さを忘れる熱戦が待っている気がする。
田村一博