伊藤美誠が世界3位の中国選手に逆転負け 2ゲーム連取も過去2勝13敗の難敵に屈し準々決勝で敗退 卓球WTTシンガポールスマッシュ
◇卓球WTTシンガポールスマッシュ2024 女子シングルス準々決勝(15日、シンガポール) 【画像】世界選手権では“伊藤美誠監督”としてベンチから後押し 女子シングルス準々決勝が行われ世界ランク12位の伊藤美誠選手は、同3位の中国・王曼昱選手と対戦。2-4(11-9、11-8、5-11、7-11、7-11、9-11)で敗れました。 伊藤選手は、3回戦で平野美宇選手との同学年対決を制しベスト8入り。王曼昱選手は、過去対戦成績2勝13敗で、2019年の勝利を最後に5連敗中と難敵です。 第1ゲーム、ロングサーブをフォアハンドで回り込む得点パターンをみせるなど、序盤に6連続ポイント。しかし徐々に詰められ9-6となると、早くも伊藤選手がタイムアウト。その後10-9と先にゲームポイントを握ると、強烈なフォアハンドで最初のゲームを先取します。 第2ゲーム、開始早々にラリーを制すと、一気に5連続ポイント。しかし、粘りのラリーで王曼昱選手も6連続ポイントを奪うなど、8-8と接戦。それでも相手のサーブを2本ポイントを奪うと、最後は強烈なフォアハンドで2ゲームを連取します。 第3ゲームは一転、先にリードを許す展開。強打で相手を下げる伊藤選手の攻撃も目立ちますが、ミスも増えてゲームカウント2-1へ。さらに続く第4ゲームも序盤に5連続ポイントを許すなど、苦しい流れ。終盤3点差まで詰めますが、ゲームカウント2-2と追いつかれます。 迎えた第5ゲームも意地と意地がぶつかり合う展開。ミスの少ない王曼昱選手が4点のリードを奪いますが、伊藤選手が3連続ポイントを奪い、7-8と接近。このタイミングで王曼昱選手がタイムアウトを取ります。次の得点は激しいラリーになり王曼昱選手が得点。このまま連続ポイントを奪われ、ゲームカウント2-3と崖っぷち。 追い詰められた伊藤選手は、第6ゲーム中盤まで7-7と接戦。しかし相手のネットインなどもあり、リードを許すとゲームカウント2-4で逆転負け。中国の難敵撃破とはなりませんでした。