笠岡市沖で座礁後に沈没した水産庁の漁業取締船を海底から引き揚げ 運輸安全委など調査へ【岡山】
2024年5月に笠岡市沖で沈没した水産庁の取締船が6月10日の朝、委託業者によって海底から引き揚げられました。 この事故は5月21日、広島県から兵庫県の淡路島へ航行していた水産庁の漁業取締船「白鷺」が笠岡市の梶子島の北側の海域で座礁し、その後、沈没したものです。 引き揚げ作業は6月9日の予定でしたが雨で延期され、10日午前9時から水産庁の委託業者がクレーン船など5隻で、作業にあたりました。 10日は船を引き揚げ、船内の水を抜いたあと、船体の亀裂を修復する作業が行われたということです。 引き揚げられた「白鷺」は11日、委託業者の保管庫へえい航され、今後、海上保安庁と運輸安全委員会が事故原因を調べることにしています。 また船から流出した油は5月末までに全て取り除かれています。
岡山放送